《亡舞「生者必滅の理 -死蝶-」》
〔あなたの冥界のカード全て〕をゲームから除外する。その後、取り除いたカード3枚につき1
ダメージを〔あなたの任意のキャラクター〕に割り振る。
生物とは生きているものであり、死は生きているものに必ず訪れる恒常性の破綻である。
(PR.071:釈迦如来、生者必滅の理を示さんとて、娑羅双樹の本にて、仮に滅度を唱へ給しかば、人天ともに悲しみき。 ~保元物語)
コメント
効果ダメージは、取り除いたカード3枚につきわずか1。
15枚を取り除いてやっと5ダメージである。
また、キャラクターにしか割り振れず、プレイヤーには割り振ることができない。
しかも、取り除くカードを選択することはできず、必ず全てのカードを除外することになるなど、不便な点が目立つ。
それでも必要コストは0で、ダメージを割り振る→どれにダメージを与えるのかの指定は効果解決時であるため、
ナイトダンスなどの
パンプアップに対してある程度の優位性がある。
また目標を取らないので
八雲 藍/1弾や
古明地 こいし/5弾にも通用するという利点もある。
特定の場面では、使う機会があるかも知れない。
冥界のカード枚数は、スリープ
ノードの破棄によって増加することが多い。大きくダメージを稼ぎたいのならば、必然的に後半戦に使うしかなくなってしまう。
しかしそれくらい後半になれば、単体
除去ならば
死符「ギャストリドリーム」が普通に撃てるくらいのコストは確保できているはずである。
対多数除去として小回りが利くのは確かだが、どこまで使えるかは
冥界の枚数次第であろうか。
- 死神「ヒガンルトゥール」と違い、ダメージは振り分けた後に一度に発生する。その際「1ダメージを数回、各キャラクターに与えられる」のではなく「キャラクター毎に、指定した値のダメージが一度に与えられる」ので注意。
- 魔導書が場にある場合、各キャラクターへのダメージは「割り振ったダメージ×2」ではなく「割り振ったダメージ+1」となる。当然、1枚のキャラに全ダメージを集中させた場合、魔導書によるダメージ増加は1点分しか発生しない。
- 〔任意のキャラクター〕は、場にキャラクターが居るならば何も選択しないということはできない。相手の場にキャラクターがいない場合、自分の場のキャラクターに割り振るハメになる。
- 地霊殿の登場により、いよいよ立場がなくなって来た。
- さらに冥界にある特定のカード1枚につき2ダメージを叩き出せる電符「雷鼓弾」の登場で存在意義自体が危ぶまれている。
- 更に更に追い打ちをかけるように無条件で冥界39枚分のダメージを割り振れる紅魔「スカーレットデビル」の登場により、ただでさえ少ないこのカードの出番はもはや消え去ったと言ってもいい。
収録
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最終更新:2014年11月20日 21:30