ブースター
英名:Flareon 学名:canis flame
標準体高:0.9m 標準重量:25.0 特性:もらい火
主な生息地:現在不明
「ほのおポケモン」の分類名がついた
イーブイの一進化形態で、四足歩行哺乳類型のポケモン。
現在見つかっているイーブイの進化形態の中ではもっとも進化前に近い形態を残しており
その全身はふさふさとした赤い毛に覆われている。首周りや尾の飾り毛も健在である。
体内に炎袋があり、深く息を吸い込んだあと1700度の火炎を吐き出す。その時の体温は900度にも達する。
そのさい、電球のフィラメントのように発光した飾り毛を広げ、上がりすぎた体温を空気中に放熱する。
イーブイは哺乳類型の恒温動物であり、ブースターはその体温調節の能力をそのまま受け継いで進化させた。
つまり、水に溶けたり光合成をするなどの、他の進化系ほどには際立った能力の変化をしてないという事である。
外見にそれほど変化が見られない事など同様の理由によるものなのか、研究の結果が待たれる。
自然下で発生する炎は落雷によるものか火山によるものかの二通りにほぼ限られるために、炎タイプへの進化形態であるブースターへの野生での進化経路は著しく少ない。
主に活火山の火口付近に生息するとされるが、活火山の火口付近に近づく事がそもそも困難なために発見例も少なく、現在の調査報告はほぼ飼育下のものといって差し支えない。
飼育下のものの食性はイーブイ時代とさして変わらないが、野生で何を食べているのかはよくわかっていない。
同じほのおポケモンであり、生息地を共にするブーバーとは似通った生態が数多く見られ
ブーバー同様に炎そのものをエネルギーとして取り込んでいる可能性もある。
なお、進化のもととなるある「ほのおのいし」は冷えて固まったマグマの周りから掘り出される事が多く、これらの火山地域にイーブイを連れて行くと進化を催す可能性が有る。
ポケモントレーナーの間では外見に似合わず非常に力が強いことで有名。
これが進化の上でどういう意味を持っていたのかはまだはっきりと解明されてはいない。
イーブイは元々過酷な条件にあわせて適応進化するポケモンであり
ブースターに限ったことではないが、不安定な遺伝子構造を持ったイーブイを人為的進化させ、
それがはたして自然下のものと同一の遺伝子を持つか、という問題には甚だ疑問が残る。
有る研究者の言葉を借りれば、イーブイは「人間と共存する」ための適応進化さえするという事である。
最終更新:2010年04月16日 19:54