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アブソル

アブソル

英名 absol  学名 (文献不在のため不明)
標準体高 1.2m  標準重量 47.0kg  特性:プレッシャー
進化過程: 進化しない
主な生息地:120番道路 など


我が国での分類は「わざわいポケモン」とされる、四足哺乳類型ポケモン。
近縁種を含めると、ほぼ全世界に分布しており、ガーディ系やニャース系同様、
古代から人間と深い関わりを持つポケモンであったようである。
本来高山地帯に生息しているため、体毛が発達し、さらに保護色となる白色に変化した。
冬の間、つまり餌が不足する時期になると山岳地帯から人里へと降りてくる事があり、
その際に雪崩や食害を引き起こすために古代オーレ系の民族から恐れられた。

基本的には肉食性だが、他の四足歩行型ポケモンよりも比較的小腸が長く、消化力が高いため、雑食も可能。
夜行性であり、獲物を確実に捕らえるため、微細な光も捉えることが出来るように身体の各部が発達している。
目や顔の皮膚は色素が赤または薄い黒であるため、特殊な波長光線や光を捉えられる。
また、岩を捉える為、足の裏は硬い体毛がスパイク状になっており、体毛による固定と肉球による消音が同時に行なえる。
近年では外来種の交雑繁殖によって国内ではホウエン地方を中心に頭数増加の傾向にあるが、それでも野生で年一回、
それも大抵2個までしかタマゴを産まず、記録に残っているだけでも1度に6頭が最大で、繁殖力は低い。
その分一個体の平均寿命は長く、20年から25年と言われている。
だが、過去に飼育下で百年近く生きた個体の記録も残っている。本来は非常に長い寿命を持つ生物なのだが、野生のものは繁殖期の争いなどにより大きく寿命を削ってしまうため、24、5年で死んでしまう個体が多いようだ。
飼育されているものは、こういったことで争う必要がない。そのため体を傷つけずにすみ、健康に長く生きることができるようである。
目撃例は数年前まではほとんど無かったが、前述の個体増加により急激に増え、現在では乱獲も懸念されている。

文献に記されている最古の情報は今から600年ほど前の『ミニマム・デビルズ』と呼ばれる大叙事詩の一節『白魔』である。
アブソルの名前の由来は英語「absolute」より由来する説と、オーレ地方で殉教した牧師、「サント・アブス」に由来する説がある。
現在では後者が世界的に圧倒的な支持を受けている。(abs+ol【古代オーレ語「心を惑わすもの」】)

(注):サント・アブス【St.abus】は宣教師としてオーレに向かったが、先住民により捕らえられ、
「土着信仰の神を汚す行為をした」罪により同行していた仲間の宣教師や乗組員らと共に焚刑に処された。
その夜、判決と命令を下した神官の家に、白い毛で覆われた魔物が現れ、神官とその家族、そして
刑を執行した酋長を噛み殺した。人々はその魔物をアブスの化身だと思い込み、「心を惑わすアブスの化身」、つまり
「アブソル」と名づけた。(『古代オーレの神秘』第5章『白髪の宣教師アブス』より)

また、学名が表記されていないのは、ヨーロッパではある理由でその名を書く事すら禁じられたため、ラテン語で文献に残っていないためである。
悲しい事に現代においても迷信を信じる人々が世界各地に多いために、迫害・乱獲の対象となっている。
(先進国・発展途上国のほとんどは、「セキエイ条約」により法整備を行なっているが、裁かれる事無く黙認されている。)
これからアブソルを飼われるトレーナーの方々は、十分に注意を払っていただきたい。


【アブソルに関する別の論文】
「わざわいポケモン」に分類される、四足歩行の陸上生物。
主に肉食だが、時々栄養分を補充するために草も食べる雑食性。
鋭い爪と角を持つが、気性はそこまで荒くは無い。
頭脳が優れており、人間に最も近いとされている猿の上位種よりも頭が良い。
さらに、アブソルの上位種はどうやら人の言語を理解できるらしく、調査が進められている。

頭部から生えている刀状の角は、現在最も切れ味が良いとされている「日本刀」と同等か、それ以上の切れ味を誇る。
山岳地帯探索チームの報告に、「一部の鉱石や砥石の原料となるものに、刃物のような傷跡がある」と記されていることから、
おそらくアブソルが幼少期から自ら角を丁寧に研ぎ澄まし、切れ味を良くしていくのではないかとされている。
「辻斬り」が可能なのも、これが関係しているのであろう。
さらに、どんな衝撃を加えようとも折れるどころか、刃毀れもしない。
そのため、武器として利用しようとしても折って使うことが出来ないため、今まで武器を目的とした乱獲はされたことがない。
角は主に右側に生えているが、稀に左に生えているケースも存在する。
ある説では、人間で言う「利き腕」と同じようなものではないかとされている。
このポケモンの頭部にあるヘルメット状の物体は、頭蓋骨が延長して出来たものとされている。
それゆえ、頭部の損傷はかなり防ぐことが出来る。
また、額にある黒い物体は、「災害予知能力」を感じ取る重要な器官の一つとされており、その部分が損傷しているアブソルは例外無しにこの能力が発揮できないことも判明している。

子孫の残し方は胎生。一度に1頭~2頭の子を生み、哺乳類の中では珍しく父と母と共に育てあう。
その理由については、雌の方は若干角が鋭くないため草を、雄のほうは肉を分け与える。
それゆえバランス良く子が育つので、一緒に育てているのだという説が有力。
一説には人間に影響されたのではないかという説もあるが、詳しくは不明。
群れはあまり作らず、作ったとしても4~5匹程度で、大体は親子のみのグループとなっている。
山岳地帯に住んでいるため、群れを作りにくいのもある。

アブソルは他の動物と比べ、地震や自然災害が起こる前に発せられる特殊な波長や、地震の前に起こる「ひずみ」、嵐や台風の前の「静寂現象」を敏感に感じ取る働きを持っている。
そのため、アブソルは普段山岳地帯に生息しほとんど人目に現れないが、災害が起こる前に危険を知らせるために人前に出ることもある。
ただ、何故「人を助けるような行動」をするのかは今だ判明していない。
遥か昔は人とアブソルとともに助け合う生活をしていたのではないかという説がある。
そのような行動から、昔の人々は「アブソルが現れると災害が起こる」と逆の意味で解釈してしまい、「災いの神」とされてきた。
また、特殊な条件下で、敵からの体に支障をきたす攻撃を跳ね返すこともできる。
このことから、「災害予知能力」だけでなく、いわゆる「超能力」も備わっているのではないかと最近の研究で分かっている。
最近では、このアブソルの「災害予知能力」を上手く利用できないか研究が重ねられている。

ある学者は、アブソルの角と頭部の物体は「陰と陽」を表しているものではないかと発表した。
だが、あまり根拠は無いため、詳しく研究はされていない。

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最終更新:2011年08月16日 15:43