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音は次第に近づいてゆき、ついに正体を現した。
「お前は・・・」
水素の前にいたのは、全身を黒のスーツで包んだ男がいた。
「サンテ・ジャーマイン・・」
あの時の男だった。
「美しくないな。自分の感情にすべてを乗っ取られ、ついでに娘を一人不自由にしてさらには暴行・・・。人間として、と言うより男として最低だな」
「うっせぇよ。俺はてめぇらのせいでムシャクシャしてんだ!!」
アレを隠した水素は彼に殴りかかろうと走り出す。
しかし、
「私は君に殴られるほど、ヤワではないのでな。」
彼を交わし、後ろから蹴りを入れる。
「ぐはっ・・!」
予想もしなかった攻撃により、水素の身体は2メートル以上飛び、そのまま海に落ちた。
ただ、ドボンという音を響かせ。
水素が落ちてからすぐに小銭が駆けつけた。
小銭はサンテの姿を見つけ、彼の元へ走る。
「お前・・りりあたんに何をした!!」
「私は何もしとらんよ。私はただこの娘から彼を離しただけだ。」
サンテが指差す方向を見ると、手すりを上ってこっちに来ようとしていた水素が居た。
最終更新:2014年03月13日 18:23