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ホッサム「早く・・・早くこのゲームから逃れたい。そしてひところしなんて俺はしたくない。」
そう弱腰になってひとりでぶつぶつ言っているのはホッサムだった。
ホッサム「あーあ、今日は友達の紹介してくれた女とデートする予定だったのになぁ・・・マジ最悪。」
実はホッサム、学校で何人もの女を告白したが、一度も受け入れてくれる人は居なかった。(*このSSはフィションです。真に受けないでね。)
そして、友達に紹介された女と結ばれるかわからないが、デートする予定だった・・・が、このゲームのせいで完全にデートの件は潰されただろう。
しずく「ん?そこのイケメンってホッサム君?!ホッサムぅううううう!」
しずくはホッサムに向かって勢いよく走って行く。
ホッサム「や、やめろ!!近づくな!」バンッ
ホッサムは、自分に向かって走ってくるしずくに向けて拳銃を一発撃ち込む。だが、しずくはそれをタッチダウンライズをして避ける。
しずく「何をするんだよホッサム・・・。」
ホッサム「何をするって、これは殺し合いなんだぞ?殺し合わないといけねぇんだよ・・・。うああああああ!」
ホッサムは特殊能力でナルカクルガに変身する。
しずく(やっぱ、向こうも特殊能力を得てしまってるんだな!じゃあ、俺は!)
しずくは特殊能力でサザンドラに変身する。
ホッサム(あいつも特殊能力を手に入れてるんだな・・・しかもポケモンって。)
しずく「ポケモンだって、強いんだぞ!おりゃあ!」
サザンドラになったしずくは黒い波動を体中から放つ・・・悪の波動だ。
だが、素早さが自慢のナルカクルガことホッサムは悪の波動を華麗に避ける。
しずく(あ、あれ?!悪の波動って命中100じゃなかったっけ?!)
ポケモン世界では命中100だが、このゲームに命中率は関係ない。それに気づかないしずく。
ホッサムはあくの波動を避けた後、素早さ自慢のナルカクルガで素早くしずくに近づき、そして、腕についている刃でしずくを切り裂く。
しずく「ぐわっ!・・・この素早い動き何だよ!」
しずくは刃で腹部分をかすった程度であるが斬られる。そして、ホッサムはもう一度刃でしずくを切ろうと襲いかかってくるが、しずくは斬られるのを恐れ、悪の波動をする。
素早さ自慢のナルカクルガではあるが、さすがにそれには対応できず、まともに悪の波動を食らう。
ホッサム「う、あああああああああ!」
ナルガクルガはまっ逆さまに倒れる。そして、しずくはもう一度悪の波動を放つ。
あくの波動をまともに食らうが、あまりビクともしなかった。
ホッサムが逆さになって倒れている間、しずくは何度も何度もあくの波動を放つが、ホッサムはそれでも耐える。
そして、何度も悪の波動を食らいながらもホッサムは立ち上がる。そして、咆哮を空に向けて響かせる。
しずく(う、うわあああああ!耳が壊れそうだ!)
あまりのうるささにしずくは耳を塞ぐ。鼓膜が破れそうなくらいの咆哮だったからだ。
そして、ナルガクルガの片目は紅く光る。これは、ナルガクルガがキレたという証拠だ。目を紅く光らせながら、素早くしずくへと襲い掛かる。
先ほどよりも加速が増し、しずくは避けようとするが、まともにナルガクルガの腕の刃を腹部を斬られる。
しずく(がはっ・・・!ナルガクルガが目光らせると早くなるんだっけな。弱点は確か雷。あいつを遅くさせるためにはあの技しかないか。。。)
最終更新:2014年01月06日 14:56