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ちょくえはエリア3を駆け抜けてエリア9へと戻る。
エリア3からエリア9に繋がっている大木の根で出来た橋から下を見下ろして「まさか自殺とかしてないだろうな」と嫌な予感が頭をよぎったが、これを強引に振りはらう。
エリア9に戻ってくると、坂本は崖のすぐ近くに割いていた花の前で腰を降ろしていた。
どうやら本気で落ち込んでいるようだが、自分が悪いということも認めているらしく、手元にある小石を拾っては八当たりと言わんばかりに崖に向かって投げ捨てていた。
ちょくえは坂本の近くまで歩み寄ると、そっと頭を撫でる。
ちょくえの存在に気付いた坂本は一瞬警戒するが、いつまでたっても何もしてこないちょくえを見て警戒を解くのと同時に、泣きながらちょくえに飛びついて来た。
「は、はんたー…さん。俺は…俺は……」
嗚咽混じりで言葉が途切れ途切れで上手く聞き取れない。でもちょくえには伝わった。言葉で、ではなく心で。

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最終更新:2014年03月16日 19:08