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「お、帰ってきたか。」
ユクモ村の出入り口の近くで、教官が待っていてくれた。
待っていたというより、どうせ早く帰ってくるんだしいちいち帰る必要がないだけかもしれないが。
「どうだった? 久しぶりの運動は?」
「死にそうです……。」
「まだまだ余裕ですニャ!」
ハンターが死にそうでアイルーが余裕だなんて実に情けない。教官と世話話をしていた村人も思わず苦笑する。
「ははは結構結構。初日から飛ばし過ぎると後々辛いからな! とりあえず今日は生肉を3つ採ってきて終わりにするとしよう!」
「え"? また渓流に行くんですか?」
「当然だろう。村で生肉が採れるなら苦労はせんよ。」
「うう…。分かりました行ってきます…」
なんなら最初からそういってくれれば採ってきたのに、と若干沈み気味のちょくえとまだまだ動きたりない元気な坂本は再び《渓流》に向かう。
村から出て少し行ったところで、村の方から教官が「今度から行くついでに採ってきてくれていいからなー」と大声で叫んでいた。
今度から先に要件を言ってください。と心の中だけで突っ込むちょくえ。
「ニャんか空気がビリビリッとしてますニャー」
ふと坂本がそんなことを言った。確かに少し静電気が溜っているような、そんな感じがする。
普段日常的に《渓流》を利用しているちょくえも稀にこんな感じの空気に会ったことがある。
が、毎回特に何も起きないので、磁場か何かの影響と勝手に結論づけていたがために、今回も大して気に止めなかった。
「まあ普段からよくあることだし、気にしなくても大丈夫だと思うぞ。」
「それなら良いんですけどニャ。ニャッ。ささっと教官さんの生肉を採って帰ろうニャ。」
「ああ。そうだな。」
最終更新:2014年03月16日 19:14