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「ニャー。明け方の渓流はやっぱり綺麗だにゃー」
坂本が走りながらそんなことを言った。
出来れば返してあげたいが、生憎今のちょくえに走りながら坂本を会話をするだけの余裕はない。
というか既にバテ始めている。昨日よりは長く走れている気はするが、たぶん気のせいで処理できる範囲だと思う。
「渓流に限らず太陽が出てくるところってなんか良いですニャー。これに名前をつけたい気分ですニャ。」
「そ…それは…ロマンチックって言えばいいと…思うけど……。」
荒い息を無理やり整えながらちょくえが話す。ちょくえもちょくえで誰かと話すのはやはり気分が良いらしい。
「ろまんちっく……?」
対してアイルーである坂本は言葉の意味が全く分からないようだ。これは説明する必要がありそうだが、前述の通りちょくえにそんな余裕はない。
「とにかくろまんちっくって良いですニャー。ろまんちっくな太陽が昇ってますニャー。」
使い方がなんかいろいろとおかしいが、何度も言うように突っ込むだけに余裕が(以下省略
その後も坂本は初めて言葉を覚えた子供のように、ろまんちっくろまんちっくと連呼していたが、どれもこれも使い方が怪しいものばかりだった。
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最終更新:2014年03月16日 19:22