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ガロヤ(考えろ……夏の運動会。奴は個人短距離に出場した)

ガロヤ(その時の奴の利き足は右だった……誘ってみるとするか)

体を捻ると同時に、自分の左手が相手に迫る。
右足前屈の体勢になり、捻りを生かした為、首はやや右方向を向く。

あわやみぞおちに入る所のパンチを相手はサトシのポケモンばりにかわし、次の攻撃にうつる。
右足から放たれる回し蹴り。

それはガロヤの左肩よりも上、首を狙って放たれていた。

ガロヤ(……来た!)

浅く入れておいた拳を更に捻り、蹴りを防御する。
とは言え、反射的に防御したわけではない

ガロヤ(なるほどな……大体分かったぞ)

ガロヤ(小林が空手か何かの経験者である事は間違いない。状況に応じて回し蹴りを出したし、俺の中段突きをかわした。技術とそれを使う判断力はある)

ガロヤ(だが、技術が完璧な訳ではない。俺の攻撃に動体視力と反射神経で対応したものの、奴は防御をする事までは出来なかった。防御すれば今の蹴りも深かっただろう。)

ガロヤ(そして、足はそこまで上がっていない。前屈体制の時の首と言えば、本来俺の腹より上辺りだ)

ガロヤ(前屈の俺に合わせたようにも見えるが、奴は軸足が動いていた。恐らくあれが奴の限界。)

ガロヤ(昔習っていたとかそういう線だろう。ならば恐らく回し蹴りが限界だ。裏回しは使えないだろう。)

ガロヤ(……ならば!)

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最終更新:2014年04月07日 18:16