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小林守(こばやしまもる)、16歳。
彼はかつて最強の中学生だった。
「守 有名」で検索すれば、佐村河○守の次に出てくるほどの有名人。
彼に空手でかなう者はいなく、繰り出される突きはあまりに圧倒的で、「黄金の右手」という異名がつけられた。
厳格な家庭で育った彼は、とても真面目な人間に成長した。
それと同時に、彼は最強の変態であった。
「守 変態」で検索すれば、「グラサン取った佐村河○守ってただのエロ親父だな」というスレの次に出てくるほどの変態。
彼に性知識でかなう者はいなく、自.慰行為のテクニックはあまりに圧倒的で、「黄金の右手」という異名がつけられた。
勿論、厳格な家庭で育った彼にそれが許されるはずもなく、隠れて自慰をする毎日だった。
思えば友達の前で性の事を語るその姿は、どこか心を休めたいというメッセージだったのかもしれない。
そして、「厳格」「性」の二文字だけだった彼の生活も終わりを迎えた。
部屋のランドセルから出てきた大量のアダルトビデオ。
本棚の下のスペースから出てきた大量のエロ本。
ベッドの下から出てきた「空気少女宇佐羽えあ」。
彼の裏の顔が両親に明らかになり、今までにない程守は怒られた。
性の全てを奪われ、学校に行く事もかなわず、空手をする事もかなわず、ただ家で勉強をさせられる毎日。
それが虐待と見なされ、両親は逮捕され、守は施設に入れられる。
今までの人生を振り返った守は、生活を壊した元凶である「性」に嫌悪を感じるどころか、空手を捨てて異常なまでに性に執着するようになっていった。
廃人から抜け出した守は、元々の学力もあり高校になんとか入学する。
友達に馴染めず孤立する毎日を送るが、守はそれを気にもしなかった。
彼にはもう「性」の一文字しかなかったから。
そして、二学期連続で三年一組担任の教科である理科係に立候補する。
守は入学した時から、先輩の笛を狙っていたのであった……
最終更新:2014年04月07日 18:20