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フクナガは「下がってろ」と言わんばかりにりりあを自身の後ろにやる。

フクナガのそんな行動にはお構い無しに直江はフクナガを睨み付けて言った。
「お前、俺等のシマで好き勝手してるんだってな」
フクナガは無言だった。
しかし、目線だけはしっかりと直江の方を見ていた。
直後、直江はフクナガに殴りかかった。
拳は右の頬を捉えた。
特別鍛えられてる訳でもないフクナガはよろめく。
「気に入らねえ」
直江はそう言うと、更にフクナガの胸ぐらを掴んで鼻の頭を目掛けて頭突きをかました。
直江の手下達はその一部始終を面白がっていた。

「フクナガっ!」
りりあが叫ぶ。
「おっと嬢ちゃんはこっちだぜ」
烈火隊の1人がりりあの腕を掴む。
「いやっ、離して!」
りりあは必死に抵抗するが、何人もの男の力には勝てない。
「その女はお前等で回せ」
直江はフクナガの胸ぐらを掴んだまま言った。
「もちろんそのつもりっす、上玉いただきます」
そう言って烈火隊の連中はりりあの体を服の上から弄る。
口を塞がれて助けも呼べないりりあは、もはやされるがままだった。

「りりあには手を出すな!」
フクナガは直江に頭突きをかましす。
直江は一瞬よろめくが、すぐに体制を立て直した。
「てめえ…ぶっ殺す」
そう言って直江は、フクナガの鳩尾に膝蹴りを入れる。
フクナガは「ぐふっ」と声を上げて吐血した。
そして直江は更に、フクナガの頭を回し蹴りで蹴り飛ばした。
フクナガの体は木にぶつかり叩きつけられ、よろめきながら座り込んでしまった。

「フクナガ!」
なんとか口を塞いでいた手を払いのけたりりあは、真っ先にフクナガを気遣う。
しかしフクナガはぐったりしていてその声は届かない。
りりあは既に上着を剥ぎ取られていた。
不幸にもミニスカートを履いていたりりあはスカートに手を入れられ下着に手を出される。
それを必死に押さえていた。
「どこ触ってるんですか、変態!」
りりあが叫ぶが、男達は止まらない。
むしろその勢いは増した。
りりあは両腕をそれぞれ別の男に押さえられ、抵抗する事もできなくなった。

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最終更新:2014年04月26日 15:04