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かぶる「は、始まっちゃったよ。どうしよう!」

トラハムくん「びびることねぇって。こんなの」

マフラー「でも……」

トラハムくん「大方、慌てふためく俺らを見て外で笑ってる奴がいるんだろうよ」

トラハムくん「マンション周辺の地雷? そんなものただの脅しだよ」

トラハムくん「こんな町のど真ん中に無数の地雷なんか仕掛けられるか?」

ハム太郎「確かにそんなこと考えられないのだ」

トラハムくん「だろ?」

こうし「で、でも……もし本当だったら」

トラハムくん「だからありえねえって。そうやって混乱させるのが相手の目的なんだよ」

トラハムくん「だったら俺が証明してやるよ。こんなもの冗談だってな」

タイショー「お、おい! トラハム!」

トラハムくん「なんだ、タイショーまでびびってんのかよ。まぁ見てなって」

 タイショーの制止も聞かず、外へ向かって歩いていくトラハムくん。

 この時ハム太郎は思っていた。
 確かに今のアナウンスの話は常識では考えられないこと。まず有り得ない。
 しかし、今いるこの場所。
 この場所は、果たして本当に常識で計れる場所なのだろうか?

 全員が気付かない内に、それも一瞬で見知らぬ場所へ移動させられること。
 自分達以外の誰も歩いていない町。
 果たしてこんなことが常識で有り得るのだろうか?



 ならば答えは簡単だ。
 この場所――――この世界では、




 ――常識は通用しない。

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最終更新:2014年04月26日 15:45