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──数十分後──
「避難警報です。埼玉県内に北朝鮮産のウイルス兵器が確認されました。外にいる人はすみやかにどこか建物の中へ避難してください。建物の中にいる人は外出をしないでください。埼玉県の出入りを封鎖し、埼玉県内には発砲許可の降りたアメリカ軍が配置されます。すみやかに建物の中へ避難してください。」
突如、サイレン音と共に警報が埼玉県中に響き渡る。
「聞こえたか」
「聞こえるに決まってるだろ顎」
バスを待つより歩いた方が早いという結論に至った平行と水素が歩道から周りを見渡す。
周りの人達も困惑した様子であちこちを見渡している。今はまだ昼だが、その周りの人達から漂ってくる不安が夜の気配に似ている。それゆえ何か暗く感じる。
「高校まで後何キロだ」
水素が平行に問いかけ、平行がスマホを取り出す。
「約1.3キロ、走れば一瞬だな」
「じゃあ走るか」
「な、なんだ今の警報は!?」
「ね? お巡りさん、俺の言った通りウイルスだったでしょ? だから無線返して? ね?」
「レオン応答しろ! 帰ってこい!」
「ね!? 上の人に怒られるのあんたも好きじゃないでしょ? ね!?」
「ならまずは署に来てもらおうか」
「いや、ちょ……」
最終更新:2014年04月27日 16:44