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──埼玉入間向陽高校──
「何? 先行隊の奴が1人帰ってこないし連絡がつかない? GPSは使えないのか?」
職員室でアメリカ軍の兵が無線で連絡をとっている。
「まぁ、我々がここにいる理由は平行四辺形が犯人だから、そこ繋がりで佐藤君が怪しいってだけの確証もない理由です。生徒さんはすぐに自由になりますよ」
校長と話している兵もいる。
学校の職員室に、黒い服に武装をした兵が6人いるだけで見た目の印象も空気の印象もまるで違う。緊張感が目に見えるようだ。
すると、無線で連絡をとっていた兵が連絡し終えたのか無線機をしまうと、近くの教師に質問をする。
「佐藤光聖君は3年2組ですね?」
「あ、はい」
「わかりました。よし、では作戦開始だ」
その一声で兵たちが「了解」という言葉と共に職員室のドアへ歩いていき、校長と話していた兵も「では」と言い、他の5人の兵に続いてゾロゾロと職員室を出ていった。
「心配でしたら我々についてきても構いませんからね」
最後に職員室を出たその兵が一言残す。
廊下を歩きながら1人の兵が口を開く。
「それにしても何で上はちょくえを怪しいと見たのでしょうか」
「今は私語を慎め」
先頭を歩く兵が前を向いたまま注意した。注意する声と足音が廊下に響く。
「ああ、すみません」
「……」
「……」
「……」
「……」
「…………」
「……」
「おい、3点リーダー余計に使った奴誰だよ」
「メタネタこそスルーしろよ」
最終更新:2014年04月27日 16:44