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「後退しろー! 後退すれば味方を撃つことはない!」
通信機器やテントの屋根が邪魔でどこからかよくわからないが叫ぶ声が聞こえる。
「おうおう、逃げろ逃げろ」
ちょくえが、奪ったアサルトライフルのモードをセミオートからフルオートに切り替えながら呟く。そしてアサルトライフルを両手で構えようとした瞬間、
「何!?」
倒れたテントの屋根を突き破ってきた銃弾を視認したちょくえが、虚を突かれつつとっさにしゃがんで銃弾を回避する。
「あぶねぇ」
そして、しゃがんだ体勢のままアサルトライフルを構えなおして引き金を引く。
「今敵はどこにいる!」
「手榴弾、投擲!」
「今手榴弾が飛んでった方おあっ!」
「撃たれたのか!? 大丈夫か!?」
兵が叫ぶ中、弾が空になったアサルトライフルを捨てたちょくえの足元に手榴弾が飛んできた。
「ちっ、無駄に正確だな」
そう言ってちょくえは近くに落ちていた拳銃を拾ってからジャンプして手榴弾の爆発を回避する。
そして再び上空10メートルほどから敵兵の数を数えると、拳銃で手当たり次第に撃っていった。
「また上に飛んだうあっ!」
1人。
落下しながら拳銃のサイトを隣の奴に合わせる。
2人。
次はリロードしてるあいつ……
3人。
最後に撃たれた兵に叫びかけてる臭いあいつ。
4人。
「そして……」
着地からの左手の裏拳で更にもう1人吹き飛ばす。
裏拳の惰性で体の向きを逆に向けると、拳銃を片手で構えてサイトを最後の兵の頭に合わせた。
最終更新:2014年04月27日 17:14