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「ちょっと待て、説明を先にしろ」
鋭い口調でアサルトライフルの銃口を静かに平行に向けた。これがヤンデレですか。
「わかった、説明するよ。デレがないヤンさん」
日本語でおk。
「お前は演算よって得られたウイルス適合者の答えだ。お前はこのウイルスを中和し、さらにその後ウイルスのみを取り出すことが可能だ。だからお前の体内にウイルスを隠そうとしたんだ。もちろん中和反応でお前にはウイルスの影響はない。ドゥーユーアンダースタンドゥ?」
「……、めいびー」
そう言って生徒は腕をまくり始めた。突然の行動に平行が虚を突かれる。
「え? いいの?」
「逃げたら私のこと追うんだろ? 気持ち悪い。それにお前の味方になれば佐藤の居場所のヒントが貰えそうでな。ほら」
「はぁ……さいですか。んじゃ」
生徒がぶっきらぼうに差し出した右腕を掴んだ平行が注射器を構える。

2本目の注射をしている平行の視界に生徒が持っているアサルトライフルが入った。そして思い出したようにふと質問をする。
「そういえばその銃どうしたんだ?俺らを襲ったときはハンドガンだけだったろ」
「ああ、これはあっちの交差点で拾った。酷い有り様だったよ。なんであんな有り様になったのかは知らんけど」
話しながらその銃で方向を指してくれたが、指した先は建物だ。どのあたりの交差点かよくわからん。
「なるほど。……、あ、そういえばさっきドンッってデカい音聞こえたろ?あれ何かわかるか?」
平行が3本目の注射器を構える。
「よくわからないけど、ヘリコプターから何か落とされたのが見えた。そのデカい音が聞こえたのはその後。まぁ太陽の光でどんなのが落とされたのかよくわかんなかったんだけどさ」
「ほぅ」
注射器を見ながら平行が独り言みたいに返す。
「……」
「……」
何か気まずくなった。
「……」
気まずいけど平行が4本目にとりかかろうとする。
「……、えと、これ本当に6本全部やるの?」
「……、ああ。悪いな」

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最終更新:2014年04月27日 17:20