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小銭「で、俺の能力はなんだ? さっきから何をやっても何も起きねーぞ!?」
小銭は取り敢えず周りにあるものを殴ったり蹴ったりして、力が自然と引き出されるのを待っていた。
しかし、30分経過しても何も起きない。
小銭「このままじゃ駄目だ。そうだ、きっと念じれば何が出来る。腹に力を入れてぐーっと・・・!」
最終的に誰かさんと同じ考えに辿り着いた。
しかし、小銭の場合、この考えは―――いや、最後の言葉が力を引き出すキーワードとなるだろう。
小銭「なんだ・・・? 体内から凄まじいエネルギーを感じる。
うっ・・・体が痛い! いや、堪えるんだ・・・! 良いところまで来てる! うっ、うああああああああああああああ!!!!」
小銭の細胞一つ一つが巨大化し、体の形も変化していく。
数秒後、そこに立っていたのは人間の姿ではなかった。
赤い鱗に巨大な翼、大木のような足・・・。
彼はあの有名なゲームに出てくる火竜となっていた。
小銭「すげぇ・・・木の天辺が俺の目と同じ高さにある。てか翼生えてるぞ俺! 飛べるのか?」
モンスター化した小銭はゆっくりと翼を動かし、静かに飛翔する。
小銭「やべぇ、俺空飛んでるよ俺!」
此方も自分の能力の素晴らしさに浸っている様子。
おまけに、空を飛んでしまったことで大勢の住民の狙いの的になってしまったことに彼は気付いていない。
早速彼の命を狙う者がいた。
ピュン! ピュンピュン!
小銭「わ! なんだ!?」
突然、目の前から何かがとんできた。
続いて、此方に接近する巨影が見えてくる。
小銭「あれは・・・! え、まさか・・・嘘だろ!?」
目の前から接近してくるのは小銭のような、モンスターではなく、人形の機械。
小銭はその姿に見覚えがあった。
この世界でなく、現実で。
小銭「ガンダム・・・!?」
ポットン「ほぉ、リオ○ウスか。」
小銭「その声・・・ボットン?」
ボットン「・・・小銭か」
二人は暫く黙って見つめあった。
最終更新:2014年01月07日 15:03