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ボットン「はは・・・殺りにくいな。その姿だとしても、中身は小銭なんだよな・・・」

静寂を突き破るボットン。

小銭「俺もだ、ボットン。相手がユニ○ーンガ○ダムとはいえ、操縦してるのはボットン。やっぱ俺に人殺しなんてできないよ・・・。なぁ、ボットン。ここはやっぱ戦うのをやめて、お互いに―――」

ボットン「逃げんなよ」

小銭「・・・え?」

ボットン「逃げんなよ小銭!」

小銭「・・・ボットン」

ボットン「俺とお前が戦うのは定められた運命なんだ。俺たちだけでなく、他のポケガイ民が戦って、たった一人だけ生き抜けるというのも。
俺はこの機体で島を脱出しようとしたんだが、島からある程度離れたところには見えない壁が張ってあった。
つまり、ここから脱出するには自分以外の49人を一人残らず殺すしかないんだ!
だから小銭、逃げないで俺と戦え!」

小銭「(島・・・?)分かった。戦うよ、俺。後悔はしない!」

ボットン「そうだ、それでいい。それでこそポケガイ民だ!」

ボットンが声を張り上げると同時に機体が動く。
巨大な腕が振り上げられ、その先にある手からビームサーベルが伸びる。

小銭「ビームサーベルかよ! まずい!」

火竜小銭は旋回し、降り下ろされるビームサーベルをかわす。
そして、そのまま巨大な爪で機体の両腕を掴んだ。

ボットン「う、動かん!」

小銭「すまん、ボットン!」

小銭はそう言いながら口に炎を含む。
次の瞬間、彼の口から巨大な炎の塊が発射された。
それはガン○ムの頭に命中し、爆発を起こす。
当然、機体の頭部は破壊される。

ボットン「くっ・・・遣りやがったな!」

小銭「まだまだあ!」

小銭はガンダ○を振り回し、そのまま地上へぶん投げる。

ボットン「うっ・・・! 操作が効かない!」

火竜の脅威的なパワーに圧倒されるボットン。
しかし、その攻撃は絶え間なく続く。

小銭「これでどうだ!」

小銭の口に再び炎の色が見える。

ボットン「や・・・やべぇ・・・」

小銭「(ごめん、ボットン!)」

火竜の口から巨大な炎の塊が放たれ、ボットンの機体に当たって爆発する。

ボットン「うあっ!」

ブーブーブー
機体の中でサイレン音が響く。

ボットン「エンジン部直撃・・・制御不能! つ、墜落す―――」

彼が言い終える前にガン○ムは陸に激突し、コクピットに大きな衝動を起こす。
そして、機体のあらゆる箇所から火花が散り始めた。

小銭「機体から離れろ、ボットン!!」

小銭は思わず叫ぶが、もう遅かった。
金属音を響かせながら、ユ○コーン○ンダムの手、足、胴、至る部分が爆発を起こし始めた。
もちろんコクピットも無事ではないだろう。

小銭「あのバカ!」

小銭は地上に降り、姿を人間に戻してから機体に近付いた。
彼はボロボロになったガ○ダムによじ登り、装甲が割れて丸見えになったコクピットを覗き込んだ。
そこには、頭や腕から血を流したボットンが寝そべっていた。

小銭「ボットン!」

小銭は彼の体を揺さぶったが、反応はない。
と思いきや、少し指が動いた。

ボットン「・・・小銭」

虫けらのような小さな声をだし、ボットンは目を開ける。

小銭「ボットン!」

ボットン「はは・・・戦えと言っておきながら負けるなんてかっこわりぃな・・・。ガンダムなんて操作したことねぇから駄目だわやっぱ・・・。ロ○クマンにでもなれたらお前でも倒せ・・・ゲフッ」

小銭「もうじゃべるな! このままじゃ死ぬぞ!」

ボットン「おいおい・・・俺を殺すために戦ってたんだろ 。今更命乞いすんな・・・」

小銭「・・・そうだけど」

ボットン「勝てよ、小銭・・・。俺の分まで戦って勝って、元の世界に帰れ」

小銭「・・・分かったよ。お前の分まで戦って、元の世界に戻ってやる」

その声がボットンに届いたのかどうかは分からない。
彼はもう息を引き取っていたのだから。

ボットン死亡
計55/56名

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最終更新:2014年01月07日 15:06