3ページ目
「凄い人数だな。何人乗ってんだ?」
隠密が目を白黒させて聞いてきた。
「まぁこの電車だけでざっと200人以上は居るだろうな。それにまだ後から来る列車がある。人数はドンドン膨れ上がるだろう。」
俺は混んで狭い電車の中で答えた。
「しかし、狭いな。もうギュウギュウだ。」
琢蔵が不満を言う。
「仕方ないだろ。それより、こんなに同志達が居るのだ。喜べ。」
俺は琢蔵を宥めた。
「そりゃまぁ確かに。」
~それから20分後~
電車は終点池袋に到着した。
俺達は電車を降りて別の改札へと向かう。
「山手線に乗り換えるぞ。」
俺達は改札をpasmoで通過し、ゾロゾロと並ぶヲタク達の中をくぐり抜け、山手線のホームへと差し掛かった。
最終更新:2014年06月02日 00:18