第三話「初陣、国会の戦い」
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俺達は国会前に到着した。
そこには驚くべき光景があった。
「おい・・・こりゃすげぇぜ。」
隠密が思わず口を開いた。
「時代が、天が、俺達に成せと言ってるのだろう。」
直江が呟いた。
「何を?」
琢蔵が聞いてくる。
「俺達に大事を成せと。英雄になれと。」
「つまりアニメ文化を守って名を上げろってことか」
三人の前では既に3万人の反乱勢が国会議事堂を襲撃していた。
政府軍の激しい抵抗に合い、武力衝突している。
反乱軍も、政府軍も凌ぎを削り合っていた。
一人、また一人と人が血しぶきを上げて倒れていった。
「激しい戦になりそうだぜ。」
琢蔵が少したじろいだ。
「激戦上等!どうということはない。手が血潮に濡れるだけだ。」
俺は持っている鉄の棒を腰から抜いて構えた。
「行くぞ!」
「おう!」
俺達は戦場へと駆けた。
最終更新:2014年06月02日 00:19