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(しまった!)
俺は心の中で叫んだ。こんなところで終わるわけにはいかない。俺には使命がある。
政府軍兵士が俺を斬る前に兵士が血を吹き出しながら倒れた。
「気を付けろ直江。敵は四方八方に居るのだ。」
助けてくれたのは琢蔵だった。
「助かったぞ琢蔵。これからは注意しよう。」
「お互い生きて大事を成し遂げよう。」
「勿論だ。」
俺と琢蔵は離れた。
別々に政府軍に突っ込み、武器を振り回して戦う。
俺は力任せに鉄棒を振り回す。
琢蔵は日本刀で一人二人と敵を斬り捨てる。
隠密はサーベルで敵をどんどん撫で斬りにする。
血の池が、いや、血の海が広がってゆく。
戦況は互角。このままいけば敵も味方も全滅するだろう。
俺は焦りながら鉄棒を振り回し敵を倒す。
最終更新:2014年06月02日 00:20