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「関総理!大丈夫ですか!」

傍に居る兵が関を案ずる。

「くそ!囲まれたではないか!これでは逃げられない!」

「ぐが!」

セリフを発した途端その兵士が凶弾に倒れる。

関総理も分かっていた。自らを囲み守っている兵士が時間と共に減り、このままでは壊滅もすぐだと。

10万の兵を有しながら16歳の素人学生の率いる軍に敗れて死んでは面目も糞もない。関総理は焦る。


「そろそろ仕上げと行くか。敵に能力者が居たらまずいしな。兵達だけに戦わせるわけにも行くまい。」

氷河期が腰をあげた。

「なるべく連日魔力は使いたくないがこれからはそうも言ってられまい。さっさと始末するか。」

直江も杖にしていた剣を腰に差し、踏み込む姿勢を見せた。

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最終更新:2014年06月02日 00:29