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ヴィート「とにかくだ。お前がリオレ○スに変身する能力を身に着けてしまったこと、偶然にも俺達の獲物になってしまったこと、どちらが不幸だったか知らないが、どちらにせよお前も水素と共に此処でくたばるんだよ」
ていし「天国で先に逝っちまった奴らに伝えておいてくれ。お前らの分まで俺が生きると」
ヒノムー(その言葉そのままお前に返してやりたいが・・・今はそんなことほざいてる場合じゃないか)
小銭「ふん、炎が使えなくても俺にはまだこれがある」
小銭(こんな奴らレ○スだけで十分だ・・・。あまり他の姿は見せたくない)
小銭は翼を羽ばたかせ飛翔すると、上空で旋回し始めた。
ヴィート「なんだ? 逃げたのか?」
ヒノムー「そりゃねぇだろうな、あいつは戦う気満々だった。恐らく空襲を仕掛けてくる気だ」
ていし「んじゃ・・・その間にこいつをぶち殺すか!」
ていしの体が再び輝いたかと思えば彼はその場から消えていた。
彼は水素の目の前にいた。
水素「!?」
ていし「死ね! ザk―――」
水素(―――ヤベッ、殺られる!)
水素は命の危機を覚悟しつつも、駄目押しでとっさに親指の先につけていた中指をスライドさせた。
ピッ
ていし「あああああああああああああああっっっちっ!!」
死を覚悟していた水素は瞑っていた目を開けた。
目の前では文字通り炎上したていしが叫び声を上げていた。
ヴィート「なっ! ていし!」
ヒノムー(・・・!? あいつ何をした・・・・?)
水素(・・・人を燃やした? 俺が・・・この手が・・・!)
水素は驚いた形相で手をマジマジと見つめた。
ヴィート「ケッ、とにかくあいつの炎をなんとかしねーと」
小銭「そんな暇ねぇよ!」
ヴィートが小銭の声の方を振り向くと、小銭は既にヴィートの目の前まで迫っていた。
彼は迎撃しようとするが、間に合わない。
ヴィート「んぐ!?」
巨大な爪が彼の腕を引き裂き、血が辺りにバラ撒かれる。
そして、風圧が彼の体を遠くまで吹き飛ばした。
ヒノムー「ヴィート! チッ・・・あのヤロー!」
ヒノムーはアーチを構え、低空飛行しているレ○スに向かって走った。
ていし「どいてろ、ヒノムー!」
ていしの声を聞き、ヒノムーは足を止めた。
彼はていしの方を見て身震いした。
ヒノムー「な、なんだ!?」
ていし「ハハハ・・・! これが俺の、最強の攻撃だ・・・! バオウザケルガァァァァァァ!!」
彼の口から竜の形を作った巨大な電気が放出され、小銭レ○スに襲いかかった。
小銭「ぐおあああああああああああ!!!」
小銭の体は電龍に飲まれ、中からの悲鳴が辺りに響く。
飛行してられなくなったのか地面に墜落したが、電撃は止まらない。
ようやく止まったかと思えば小銭の体は火竜の姿ではなく、人間の姿に戻っていた。
小銭「・・・うぐっ! 体が・・・痺れる・・・!」
ていし(ヘッ・・・ざまぁみろ・・・! あれ? 声が出な・・・・・・)バタッ
ヒノムー「・・・ん? て、ていし!」
ヒノムーはていしに近付こうとするが、未だに炎が止まないせいでそれができない。
しかし、一つだけ確かなことが分かった。
ていしは確実に死んでいた。
ヒノムー「・・・最後の力を振り絞ったのか。仇は撃つぞ」
彼はていしのそばにいた水素を睨んだ。
水素「な、なんだよ。来るなら来いよ、おめーも焼きつくしてやるからよ」
ヒノムー「・・・フッ、確かにお前の力が強力であることは分かった。だが・・・あいつには効かねぇよ!」
瞬く間にヒノムーはその場から消えていた。
しかし、代わりに奥から炎を纏った何かが飛んでくるのが見えた。
ヴィート「うおおおおおおおおおお!! 火竜の鉄拳!」
飛んできたのはヴィート、しかも水素の目の前まで来た瞬間思いっきり彼を殴った。
炎を纏った腕で。
水素「ぐへぇ!!」
水素は木々をいくつか薙ぎ倒す勢いで吹っ飛び、暫くして止まった。
最終更新:2014年01月07日 15:19