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ヒノムー「終わりだな、小銭」

小銭「はは・・・もう、立つのも辛い状況だ・・・」

ヒノムー「・・・せめて最後は楽に死なせてやる」

小銭「待てよ・・・。俺はまだ戦えるぜ?」

ヒノムー「もう一度レ○スに変化する気か?」

小銭「いや、残念だが俺がこの姿に戻ってしまった以上暫くは変身できないっぽい。だが・・・」

ヒノムー「・・・ん?」

小銭「俺が変身できるのはレ○スだけじゃねぇ!」

ヒノムー「なっ!」

小銭の体が再び巨大化し、今度は頭に二本の巨大な角が生えたモンスターになった。

ヒノムー「こいつ・・・ディアb」

小銭「おらぁ!」

角竜の右の角がヒノムーに突っ込んでいった。
彼は間一髪かわしたが、角は地面に深く食い込んでいた。

ヒノムー「危ない攻撃だな。これは油断できん・・・!」

小銭「まだまだぁ! 追加攻撃!」

小銭は角をヒノムーの方へ向け、走り出した。
相手の巨体に恐怖を覚えたのか、一瞬身を凍らせたヒノムーは逃げに遅れ、仕方なくアーチで角を受け止めることにした。
しかし、人間ごときが巨体の剛力に勝てるはずなく、ヒノムーは遠くへ吹っ飛ばされる。

ヒノムー「ぐおぁっ! く、くそ・・・!」

小銭「まだまだぁ!」

ヒノムー「!?」

痛みを堪えて体を起こした途端、彼の体は硬直した。
こぜブ○スが体を休める間もなく、此方に突進してきたからだ。

ヒノムー(逃げないと・・・でも体が・・・!)

ヴィート「任せろ! おらぁ!」ズッ

後ろから鈍い音が響き、ヒノムーは反射的に振り替える。
彼の目には、ヴィートの拳とこぜブ○スの角がぶつかりあってる光景が映っていた。

小銭「こいつ・・・どうなってんだ・・・!」

ヴィート「ヘヘッ、悪いな。俺は滅竜○導師なんだ。竜には負けねぇよ!」

小銭「・・・クソッ、人間の分際で!」

ヴィート「ヘヘッ、ただの人間じゃねぇよ。俺は魔法使いだ!」

ヴィートは拳で抑えていた角を適当に受け流し、こぜブ○スの横に回り込んだ。

ヴィート「喰らいな! 紅蓮火竜拳!」

ヴィートの炎に包まれた両拳が連続でこぜブ○スの懐を刺激し、こぜブ○スは思わず転倒してしまう。

ヴィート「フッハハハ! どうだ、こんなちっぽけな人間ごときに倒された気分は!?」

小銭「・・・あぁ効いたぜ。だがその程度か? お前のその腕の炎、熱くもなんともないんだが」

小銭はなんとか立ち上がりながら言う。

ヴィート「あ? ならもう一回喰らうか! 紅蓮爆炎刃!」

ヴィートの腕から現れた炎の刃が、今度はこぜブ○スの真正面から切り裂い。
しかし、彼は先程のように転倒せず、それどころか顔色一つ変えてない。

小銭「効かねぇな。それどころかさっきより威力が落ちてないか?」

ヴィート「なっ! このヤロー・・・! ならこれで・・・あれ?」

小銭(このディアブ○スってモンスター、炎に耐性があるのな。最初のは拳があたってちと効いたが、二回目の炎の刃は全然効かねぇ)

ヴィート(あれ? おかしい、なんで炎が出ないんだ? さっきまではこうすれば・・・!!)

小銭「・・・その様子だとどうやら魔法が使えなくなったようだな。まぁ二度も大技を使えば魔力が尽きてもおかしくはないがな」

ヴィート「ま、魔力!? そんなものがあるのか・・・!」

小銭「・・・自分の能力も分からないのか。なら・・・此処で死ね、滅竜○導師よ」

ヒノムー(まずい、ヴィートが・・・! くそっ、でも俺の体も動かねぇ・・・!)

ヴィート「や、やめろ・・・! 来るな・・・!」

小銭が一歩一歩近付き、そのたびにヴィートが後退りする。

小銭「・・・ッ! 残念だが、お別れだ、ヴィート!」ブン

ヴィート「う、うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」グサッ

ヒノムー「ヴィート!!」

ヴィート「・・・・」

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最終更新:2014年01月07日 15:20