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まさっち「んだよ、誰もいねーじゃねぇか糞が」

まさっちは近くの木を蹴り飛ばし、その場に座り込んだ。

まさっち「さっさと出てこいよ雑魚共。一人残らずブッ潰してやるからよ」

彼は一人、イライラしていた。

まさっち「・・・ん?」

何者かがやって来た。

まさっち「なんだお前。確かろっどだよな」

ろっど「はい、そうです」

まさっち「そうか。悪いが早速死んでもらうぜ」

まさっちはろっどに殴りかかった。
しかし、彼の腕はろっどの顔をすり抜けた。

まさっち「!?」

ろっど「私は霊体。物体を通さない生き物。だから、貴方の攻撃が通ることはない」

まさっち「ケッ、ふざやがた能力だ。こっちの攻撃が通じないってことは、そっちの攻撃も通じないってことだよな」

ろっど「いいえ、そちらから加えられた力は効きませんが、此方から仕掛ける力は通用します」スッ

まさっち「!?」

突然ろっどが消えたと思いきや、彼女はまさっちの背後に回り込み、首を締め付けていた。

まさっち「ぐあっ! こ、このチート野郎が・・・!」

まさっち(くそっ! せっかく最強の力を手に入れたっつーのに、こんなところで死ねるかよ!)

ろっど「抵抗しても無駄です。貴方から与えられる力は全て無力化されるのですから」

まさっち(くそっ、どうする・・・? このままじゃ!)

まさっち(待て・・・冷静になれ。こいつの手の感覚は確かにある。確実にこいつから俺の肌に力は加わっている。
ベクトルを変換するのが俺の能力。なら、こいつから加えられた力のベクトルを操作することも!)

ろっど「・・・!?」

突然ろっどの手が弾かれたようにまさっちの首から離れた。

まさっち「ふぅ・・・俺としたことが焦っちまった。残念だが、俺はただ首を絞めることしか出来ない幽霊には負けねぇな。
俺に触れた力のベクトルを操作するのが俺の能力だからなぁ」

ろっど「・・・そうですか。ですが結局、貴方が私に攻撃出来る術を見つけたわけでもありません。
つまり、この勝負に決着はつかないということになりますね。ならもう私は貴方に用はない。
私は貴方が別の方に殺されるのを祈って、この場を去ることにします。お元気で」

ろっどはまさっちに背を向け、その場を去ろうとした。
しかし

まさっち「待てよ」

ろっど「? まだ何か?」

まさっち「お前さっき自分の体が霊体だって言ったよな? なら霊体を収める肉体もどっかにあるんじゃねぇのか?」

ろっど「・・・!?」

まさっち「・・ビンゴ」


まさっち「・・・突然消えやがった。もしかして、本物の幽霊になることもできんのか?」



ろっど「まずい、まさっちに見つかる前に私の肉体を隠さないと・・・」

ろっどは姿を消し、樹氷の森を突き抜ける。
その時、突如彼女の足が何者かに捕まれ、浮遊飛行していた彼女の体が止まる。

ろっど「え!? 何?」

直江「何者かから霊圧を感じると思ったらお前か」

ろっど「えっ!? バカな・・・。今の私は完璧な霊体、人間には姿も見えないし体にも触れられないはず」

まだら「誰と話してんですか直江さん?」

直江「ちょっと離れててくれまだら。
そうか、お前は霊体なのか。だが残念ながら俺も一度死んだ身なんでね。霊にも物体にも触れるんだ」

ろっど「嘘・・・そんな人間が・・・!」

直江「人間じゃねぇ、死神だ」

直江は持っていた斬月をろっどに振るった。

直江「消え失せろ、三次元女風情があああああ!!!」

ろっど「きゃあああ!!!」

まだら「」

ろっど死亡
計35/56名

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最終更新:2014年01月07日 15:42