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オルトロス「今ので約2000万人分のエネルギーが失われた。全体の1/5がいとも簡単に・・・!」
まさっち「ヘヘッ、所詮その程度か」ビュン
オルトロス「させるか!」
まさっちが高速移動して後ろに回るのを読み、オルはある気体を大量に圧縮した塊をまさっちに放った。
まさっち「そんなの効くわけ・・・!?」ヒューン
その塊を正面から受けたまさっちの体は後方に吹っ飛び、木々にぶつかって止まる。
自分が無敵だと過信していた彼にとっては今何が起きたのか理解できなかった。
オルトロス「酸素の塊だ。人間が酸素がなければ生きられないのは当然のこと。その酸素のベクトルすらも反射してしまえばお前は生きられないことになるだろう。無敵だなんてハッタリだったってことだな」
まさっち「・・・確かにそうだな。相手に気付かされるとはな。だが逆に教えてくれてありがとよ」ヒュン
まさっちは再び高速移動を始めるが、オルにはその動きが見えていた。
彼は酸素で作り出した刃を何度も放つが、まさっちはそれらを全てかわす。
オルトロス「む・・・消えた?」
突如オルはまさっちの姿を失い、辺りを見渡す。
しかし、それらしき姿はない。
まさっち「此処だよ!」
彼の声は空からした。
しかし、オルがその方向を見る前に首が吹き飛んだ。
彼の体は再生しようとするが、またしてもまさっちの能力がそれを阻む。
オルトロス「ぐあぁぁぁぁぁっ!!」
まさっち「ハハハハハッ! とっとと死んじまいな!」
その時、まさっちは気付いていなかった。
オルの右手に酸素が大量に圧縮されていたことに。
まさっち「ぐえっ!」
オルの右手から放たれた酸素の塊がまさっちに直撃し、再び吹っ飛ぶ。
まさっち「くそったれ!」
オルトロス「まだ生きてたか。ならば・・・!」
まさっちはすぐに体勢を立て直し、オルトロスに高速で接近する。
オルトロスは迎え撃とうと両手に気体を圧縮していく。
???「そこまでだ」
二人が衝突する直前、彼らの間に何者かが降臨した。
まさっち「なんだおめー? とっととそこをどけ」
???「まぁ落ち着け。俺はお前らと戦う気はない。そしてこれ以上お前らを戦わせない。俺はお前らと同盟を組むために今此処に現れた」
オルトロス「黙れ。戦いの邪魔をするな」
???「だから落ち着け。俺は神チー。お前らの戦いを最初からずっと見ていた」
神チー「お前達だけでなく、このバトルロワイヤルが始まって以来全ての戦闘を俺は見てきた。
そして、お前達の力は俺を除く今生き残っている住民の中でも最高の力を持っている。
よって、これから俺が結成する最強同盟の一員になるのだ!」
そこまで喋ると、ようやくまさっちもオルも興奮が収まり彼に耳に傾けるようになった。
まさっち「同盟だ? 笑わせんな。これは個人の戦いだろ」
神チー「うん、そう。だから俺ら以外の住民を全滅させた後は俺らだけで決着をつければ良いわけだ」
オルトロス「勝手にそんなものに加入されるのは気に入らねぇな。
とはいえ、戦うべき敵とだけ戦えるようになるのはこっちも好都合だな」
まさっち「俺は納得いかねぇ。お前は俺らに情を移させて有利に戦おうとでもしてんじゃねぇのか?」
神チー「その心配はない。この同盟は飽くまで俺ら以外の人間を全て排除するまで俺ら同士では戦わない、という契約であり、俺は共闘しようとは考えていない」
まさっち「そうか・・・。それならその同盟とやら、組んでやっても良い」
神チー「ほぅ。以外と簡単に呑んでくれたな」
オルトロス「いや、かといってまだ同盟を認めたわけじゃない」
まさっち「俺もだ。一つ気に食わねぇことがある」
オルトロス・まさっち「お前は本当に強ぇのか?」
神チー「試してみるか? ・・・って言っても、もう勝負はついてるけど」
いつの間にか、まさっちとオルの姿が蟻ほどの大きさに縮小していた。
彼らには何が起きたかさっぱり分からなかった。
まさっち「おめー・・・何した?」
オルトロス「巨大化・・・? いや、違う。俺達の体が縮んだのか」
神チー「ま、そういうことだ。これからお前達を殺す手段なんていくらでもある。例え神だろうと無敵だろうと絶対ではないことを忘れずに。君達は弱点があることを常に頭に入れておかなくちゃならない」
神チーは片手に持った赤色の懐中電灯らしきものを光らせ、彼らに向けた。
すると、彼らは元の大きさに戻った。
まさっち(・・・なんなんだこいつの能力?)
神チー「そうだ、一つ言っておこう。実は君達以外にも最強同盟の候補はい3人いた。そのうち一人は俺の誘いを拒絶し、二人はその強力すぎる力故、誰かに殺されるのを待つしかなかった。名前を書いただけで人を殺せたり、絶対に逆らえない命令を下す奴等なんていつ此方を裏切るか分からないからね。ちなみにその二人はもう既に死んだ。もう俺達に敵はない。速く終わらせよう、このゲームを」
最終更新:2014年01月07日 15:50