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カラクサタウン
「ふう……この町に来るのも、お前に会うのも久しぶりだな」
「うん。ホントだね~」
そうわたしは目の前の青年、チェレンに相づちをうった。彼はトレードマークのメガネをくいっとあげ、わたしを見つめた。
「ところでベル、ブラックは何処だ? いるんだろ?」
わたし――ベルは唐突な質問に、言葉を詰まらせた。
「へ? なんで?」
返事に困るものの、そのまま無視をするわけにはいかない。わたしは逆に問いかけ直した。
チェレンはさっき上げたばかりのメガネを再びあげ直し、語り始めた。
「いやな、本当の事かどうかはわからないんだが、最近ここイッシュ地方に再びプラズマ団と思われる団体が活動しているらしいんだ」
「ふ~ん。プラズマ団がまたでてきたんだ。それでブラックと一体なんの関係があるの? ないよね?」
「いや、その首相と思われるポケモントレーナーの手持ちが、バシャーモや、ガブリアス等他の地方から仕入れたポケモンばかりらしい。このパーティーに見覚えが無いか?」
……ブラックのポケモン。チェレンはそう言いたいのだろうか? わたしはむっと眉をよせるも、いつも通り軽快に答える。
「大丈夫だよ~。だって二年前にプラズマ団を全滅させたのはブラックだよ? そのブラックが、わざわざプラズマ団を復興させるはずがないじゃん」
「まあ……そう言われるとそうなんだが、しかし」
「あ、わたしアララギ博士のお手伝いにいかなきゃ! じゃあねチェレン。まああとで」「お、おい! ベル! まてよ、まだ話しは」
チェレンとの会話を遮り、わたしはアララギ博士の研究所へと向かった。
最終更新:2014年08月23日 14:07