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半ば追い出されるような形でポケモンセンターから出たわたしは、次にマコモさんの研究室があるマンションへ向かった。
「マコモさん、いる?」
わたしは問いかけるようにドアをあけ、中を見渡すも人がいる気配はない。だがドアの鍵は開いていた。つまりいないわけではないだろう。
「マコモさぁん?」
今度は少し、大きな声で彼女の名前を呼んでみる。だが返事はこない。仕方ない。わたしは無断で家のなかに上がることにした。
部屋の中は想像以上に散らかっている。わたしは散らばっている紙束や、拡散しているCギアを束ねて、そこらへんにまとめておく。
そんな作業の中、わたしは一冊のレポートを手に取り、眺めた。
「えっと、なになに? ポケモン遺伝子コード変更計画? なにこれ?」
最初は単なる好奇心のみで読んでいたが、その内容に、次第にのめり込む。その内容はわたしを、いやわたしたちの生活を崩壊させるような、恐ろしい倫理が書いてあった。
「と、とにかく、これ、しまわなきゃ!」
狼狽しつつも、冷静さを失うわけにはいかない。わたしは、そのレポートを乱暴に終い、マコモさんの家から逃げるように出ていった。
最終更新:2014年08月23日 14:14