アットウィキロゴ
13ページ目

───さて、先攻はこちら雑談スタジアム。
対する投手は「ああ」。そりゃそうだ。守備陣みんな覆面着けてるぞ。キャッチャーなんて覆面の上にマスクとか…

さて、それは置いておき、まず俺はワタルに「待球」の指示を出す。球種とか色々知っておきたいし。
ワタルはサインに頷き、1球目を見送る。

直球が外角に決まりストライク。大体110後半ってとこか。

2球目はカーブが低く外れ、3球目は少し抜いたチェンジアップがボール。いずれも変化は少ない。

ここで俺は待球指示を解く。

1ストライク2ボール、バッティングカウントの4球目。

緩急つけての直球が少し高めに来たのを、ワタルは見逃さなかった。

キィン!という心地よい金属音と共に、ボールは綺麗に投手の真上で弧を描き、飛んで行く。

センター前ヒットだ。

1番が出塁し、2番のあるふぁ。
ここはセオリー通り送るか、それとも…。


俺は少し迷った果てにネクストバッターズサークルからサインを出した。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2014年08月24日 17:40