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───さて、先攻はこちら雑談スタジアム。
対する投手は「ああ」。そりゃそうだ。守備陣みんな覆面着けてるぞ。キャッチャーなんて覆面の上にマスクとか…
さて、それは置いておき、まず俺はワタルに「待球」の指示を出す。球種とか色々知っておきたいし。
ワタルはサインに頷き、1球目を見送る。
直球が外角に決まりストライク。大体110後半ってとこか。
2球目はカーブが低く外れ、3球目は少し抜いたチェンジアップがボール。いずれも変化は少ない。
ここで俺は待球指示を解く。
1ストライク2ボール、バッティングカウントの4球目。
緩急つけての直球が少し高めに来たのを、ワタルは見逃さなかった。
キィン!という心地よい金属音と共に、ボールは綺麗に投手の真上で弧を描き、飛んで行く。
センター前ヒットだ。
1番が出塁し、2番のあるふぁ。
ここはセオリー通り送るか、それとも…。
俺は少し迷った果てにネクストバッターズサークルからサインを出した。
最終更新:2014年08月24日 17:40