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まさっちの黒い翼がフクナガ機に一斉に襲い掛かろうとしたその時、森の暗闇から槍が数十本飛んで来、それらをいくつか破壊した。

まさっち「なんだ? うおっ!」

まさっちが一瞬気を取られた隙を突き、フクナガ機は2本ビームサーベルで残りの翼を一掃した。

まさっち「チッ。苛々させやがって!」

フクナガ「飛べない豚なりに悪足掻きさせてもらうぜ」

彼はそう言い、残っている一つのGNドライヴを自らもぎ取った。

フクナガ「ツインドライヴは一つ破壊されただけで不安定になるからな。なら無い方がマシだ」

まさっち「・・・・・・・・!」

まさっちは反射的に斜め上の背後を振り向いた。
そこには槍を彼の方に向けた東師の姿があった。

まさっち「無駄な事を」

東師「・・・!?」

東師の槍はまさっちに当たった瞬間跳ね返り、その方向に吹き飛ばされた。

まさっち「やめとけよ、俺の肌に触れた物体は基本反射される。特に物理的な攻撃しか出来ないお前が俺に勝つことは不可能だ」

東師「肌に触れると反射される・・・か。なら・・・」

東師は再び彼に向けて槍を向ける。
弾かれると分かっておきながら攻撃をした。

東師「んぐっ!」

まさっち「言っただろ。効かないって」

まさっちはそう言い、東師に翼を向ける。

まさっち「いや・・・こいつは後回しだ!」

彼は翼を逆の方向に構え直し、一斉に放つ。

フクナガ「おっと! 気付かれたか」

まさっち「お前のそのビームサーベルは厄介だからよ、お前から殺させてもらうぜ」

フクナガ「チッ。おい東師、こっちの援護を・・・おいおい!」

東師はまさっちに襲い掛かり、跳ね返される行為を何度も続けていた。

フクナガ「・・・何遣ってんだあいつ。・・・っと危ねぇ!」

まさっち「余所見すんなや」

まさっちの翼は容赦なくフクナガ機を襲い、壊そうとする。
彼はビームサーベルでなんとか対処するが、数に圧倒され限界が見えてくる。

フクナガ「くそっ、数が多すぎる!」

まさっち「今度こそジ エンドだぁ!」

フクナガ機の劣勢を突き、翼が一斉に襲いかかろうとした。


フクナガ「・・・・・・?」

死を覚悟していたフクナガは何も起きないことに疑問を抱き、目を開けた。
そこには翼が機体に触れる寸前で止まっている光景があった。

東師「・・・殺ったか」

フクナガ「・・・嘘だろ?」

フクナガの目に写っているのは腹部に槍が突き刺さったまさっちの姿と、その槍を手にした東師の姿だった。

フクナガ「お前が殺ったのか?」

フクナガは機体から飛び降り、東師に駆け寄った。

東師「あぁ。体に触れたベクトルが反射されるなら、外側に向かってくベクトルは内側に反射されるんじゃないかって思ってな。あいつの肌に触れる寸前、引いてみたんだ」

フクナガ「・・・それでこいつを刺せたのか。その為に何度も攻撃を・・・」

まさっち「なーるほどなぁ」ヒュン

フクナガ「!? ぐあっ!」

死んだと思っていた男の声が聞こえたと思いきや、フクナガの胸に黒い刃が一つ突き刺さった。

まさっち「そうか・・・俺の能力を逆手にとったか。油断したぜ」

まさっちの刺された部分には確かに穴が開き、血も出ている。
それが何事もなかったかのように立ち上がり、東師を睨み付けた。

まさっち「せっかく刺せたのに残念だな、俺は俺の能力で血液の流れも操作できるんだ。即死レベルでもなきゃ死なねぇよ」

東師「・・・クソッ」

まさっち「俺はもう、刺されないぜ」

フクナガ死亡
計21/56名

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最終更新:2014年01月08日 19:23