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ぱしろ「…! かっしー…」

かっしー「よぉ。辛そうですね先輩」

彼の指先からレーザー光線が一本伸びており、それはオルの心臓に刺さっていた。

かっしー「このレーザーに触れると相手は心臓麻痺を起こし、即死する。しかし、オルの場合命が多数あるから即死には至らない。ですが心臓が動かない限り体を動かすことは出来無いので、結局何も出来ず死を待ち続けr―――」

ぱしろ「離れろばかっしー!!」

かっしーは最初、ぱしろの言っている意味が分からなかった。
そして理解する前に、オルの体から周囲に向かって広大な衝撃波が発生した。
かっしーは耐えられず後方へ吹っ飛び、その際にレーザーを途切れさせてしまった。

かっしー「・・・? 今のは?」

オルトロス「下らない能力を備えているな、かっしー。
今のは俺の体に埋め込まれた賢者の石の鼓動だ。俺の体が動けなくなっても石は働けるからな」

ぱしろ「そういうことだ。とにかくあいつはもはや人間じゃねぇ。死んでも死なねぇって時点で俺達の常識ははとんど通用しねぇんだよ。あいつのウンコの石とやらがエネルギー切れを起こすまで耐久戦をするしかない」

オルトロス「....確かに賢者の石のエネルギーが失われると俺の命も尽きる。だが、貴様らをそのエネルギーの一部にすることも可能なのだぞ」

オルは片手をかっしーに向け、掌から赤い電磁波を放った。

かっしー「....! ぐああっ!!」

ぱしろ「やべぇ!」

ぱしろは瞬間移動でかっしーの目の前まで行き彼を思いっきり蹴飛ばし、再び瞬間移動しその場から消えた。

オルトロス「庇ったのか」

かっしー「いてて....むしろ攻撃されたんですが」

ぱしろ「かっしー、お前この場から離脱しろ。お前の力じゃ到底あいつには及ばねえ」

かっしー「いや、でも…」

彼が答えようとする前にその真下の地面が膨れ上がる。

ぱしろ「危ない!」バン

かっしー「へっじゃ!」

ぱしろは再び彼を吹き飛ばし、オルの赤い電磁波から回避させる。

ぱしろ「ほれ見ろ。テメー俺を助けるどころか足手纏いにしかなってねぇじゃねぇか!」

かっしー「うーんこりゃ確かに力の差がありすぎて僕じゃ何の助けにもなりませんね。じゃ、お言葉に甘えて」

しかし、かっしーは回れ右をした途端足を止めた。
ぱしろも後ろを向き、唖然とした。
彼の目の前にあったのは何処までも広がる巨大な岩の壁。
気がつけば三人は、オルの創った巨大な岩の壁によって広い空間に閉じ込められていた。

かっしー「逃げ場はくれないみたいですね」

ぱしろ「あいつ俺の不利な状況を逆手に取りやがった畜生!」

オルトロス「...利用できるものは全て利用するのみだ」

かっしー「....こんな時こそ僕の第二の....いえ、第一の能力の見せ所です」

ぱしろ「は?」

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最終更新:2014年01月08日 19:30