10ページ目
ぱしろ「…なんだお前、まだ息があったのか」
かっしー「いや、さっき死にましたよ」
ぱしろ「…は?」
かっしー「....やだなぁ、さっき言ったじゃないですか。第一の能力を発動するって。
第一の能力とは死んで蘇ること。つまり僕が最初にLパッチに殺されて発動した能力。
そして第二の能力、死因のコピーが今、発動しました。
最も、ストックされている命は3つまでなので、もうこれ以上僕は死ぬことが出来ません」
ぱしろ「....なんかよく分かんねーなぁ」
オルトロス「....そうか。俺の様に何度も蘇生出来る訳じゃないんだな」
オルは片掌に火球を浮かせながら言った。
かっしー「…そうなりますね」
オルトロス「ならとっとと死ね」
彼は掌にあったそれをかっしーに向けて投げた。
しかし、彼の目の前に生えた岩の壁によりそれは防御される。
かっしー「言ったでしょう。死因をコピーしたって」
オルトロス「....チッ、自分で使う分には使えたが相手に使われると面倒だな」
ぱしろ「余所見すんなって自分で言ってたろ」
オルがハッとして空を見上げると同時に、その空が一瞬光り、彼に落雷が直撃した。
オルトロス「クソッ…数が増えた途端調子乗りやがって…!」
ぱしろ「おら死ねぇ!!」
ぱしろは再び雷を落とそうとするが、同時にオルもゴムの壁を張った。
が、その壁は地面から生えた岩の棘によって簡単に砕けてしまう。
かっしー「ゴムなんて…雷にしか効きませんからね」
オルトロス「お、お前…うごっ!!」
オルに喋る暇も与えず、ぱしろは雷を落とし続ける。
彼の作ろうとする防御壁もかっしーの攻撃により破壊される。
オルトロスは常に無防備状態にされてしまった。
オルトロス「お前ら…いい加減に…!!」
彼の体から全方に衝撃波が発生した。
しかし、二人は岩の壁に守られ、一切のダメージはない。
ぱしろ「まだ死なねぇのか! まだ…!!」
オルは完全に手も足も出ない状態だった。
オルトロス(まずい、賢者の石のエネルギーが一気に減ってる....! .....力が.....失われていく.....!)
彼の意識が朦朧とし始めた。
しかし、彼はその僅かなエネルギーを振り絞り、自信の立っている地面から岩山を生やし、自身の体を移動させた。
ぱしろ「あっ、この…!」
オルトロス「待て! もうやめろ。俺の敗けだ」
二人は一瞬行動を止める。
オルトロス「…もう俺に力は残っていない。もう賢者の石の残り僅かな命を保つのが精一杯だろう」
ぱしろ「…そうか」
三人の間から殺気が抜けて行った。
最終更新:2014年01月08日 19:37