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高島三尉「貴方がここの責任者ですか?」
慧音「まぁそういったところだな」
高島「えぇと……ここの状況は?」
慧音「圧倒的不利……というとまるっきり戦争だが」
慧音「兎角不味い状況だ。西には魔法の森があるから来ないが……ことに南の霧の湖一帯は敵の手に落ちたといってもいいな」
高島「その、“敵”とは一体何者なんです?」
慧音「何だ、聞いていなかったのか」
慧音「月の軍勢だよ。過去に何度か戦っているそうだが、その度に地上人は悉く敗戦したらしいがな」
高島三尉「月の……というと、どんな相手なんですか?」
慧音「そうだな……なんと言うか、性質としては、良く訓練された兵……妖怪の山の天狗にも似ているが、やり方はもっと異質だ」
慧音「丁度、お前達に近いかな」
高島(……まさか、近代軍隊か……? 一体どこの輩だ……)
高島(……待てよ、アリスさんが“大日本帝国”という呼称を知っていた、ということは……!)
高島「昔は徴兵令があったのでは?」
慧音「……あったよ。一時だけな」
慧音「どうも歴史書を見ると、どうやらまともな徴兵が行われないうちに幻想郷は日本から切り離されたらしい」
高島「そう、ですか……」
高島(近代軍隊を相手にした戦略は望めなかったわけだ)
高島三尉「分かりました。もしも月の軍勢とやらの攻撃を受けた際には、我々も共に戦いましょう」
慧音「……いいのか?」
高島「それが仕事ですから」
高島「あ、その代わり宿営地は融通してもらえませんでしょうか」
慧音「まぁ、それくらいなら……」
最終更新:2014年08月28日 22:46