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とある放課後の体育館裏

「頼むよwwwちょっとだけでいいからさwww」
「む、むりです、お金ないんです」
「日本豚の事情なんざ知った事じゃねーよwwさっさと金だせっつのwww」

またカツアゲか
肩に「風紀」と書かれた腕章を付けた少年は露骨に面倒くさそうな顔をすると、2人の少年に向けて言った

「風紀委員だ、学園の敷地内でのカツアゲは学園の秩序を乱す、少し話しを聞かせてもらう事になるぞ」

この学校で言う風紀委員というのは、生徒会執行部より直接指令を受けて校則違反や校内犯罪を武力で鎮める組織である

「お?風紀委員かよ、にしても見慣れない顔だな、一年坊主かww」
不良生徒はそういうと、風紀委員の少年に1歩ずつ近付き始めた
「俺はなぁ、クラスで第13位、学園総合78位の実力を持つペリリュー侍様だ、いくら風紀委員でも新入りぐらいならヨユーで倒せちゃうわけよwww」
不良生徒は笑いながらどこからか刀を取り出し、呪文のような言葉を唱え始めた
呪文の詠唱は即時に完了し、刀は刀身に青い炎を纏う
ペリ「へへっw悪いな風紀委員のにーちゃんw俺に喧嘩売った事が運の付きだと思って諦めるこったなwww」

最終更新:2014年08月30日 20:50