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闇路「…さっき、確実に死んだよな?」
あありん「うん」
闇路「蘇ったのか?」
あありん「そうだよッ♪」
闇路「…そうか。やはり一度死んでから能力を手に入れるパターンだったか。もう少し速く気付けばホッサム君は…! 星屑君、ここから先が本番だと思え。恐らく一瞬の迷いが勝敗を左右する戦いとなるだろう。充分気を付けて……あれ? 星屑君?」
闇路は背後にいたはずの星屑の姿が見えなくなったので辺りを見渡してみた。
闇路「…逃げやがったあいつ」
あありん「男ってさぁ…」
闇路「?」
あありん「あたしら女がちょっと文字を可愛く見せただけですぐ食い付くよね。アイドルって言えばアイドルって思い込むし、大好きって言えば愛されてると思い込む。
…ほんっとバカだよねぇ!! あたしがあんたら引きニート共のアイドル?? 笑わせないで!
あたしが今まで散々アイドルぶってきたのは、あんたら童貞共が自分に自惚れてる様を拝むため。
ほんっと面白い程あたしの思い通りに動いてくれたわ…あんた達。まさに奴隷のy!?」
闇路「…外道め。二度とそんな口利けないようにしてやる…」
闇路はあありんの周囲の空間にある酸素を全て抜いていた。
彼女は呼吸が出来ぬ故その場で悶え苦しむ―――様に見えた。
しかし、それは残像だった。
あありん「…あんた達が哀れにもあたしを楽しませてくれたお礼に…」
闇路は背後から聞こえたその声の方を反射的に振り向く。
あありん「真っ赤な桜吹雪を拝ませてあげる」
彼女が持っている刀を下に向けると、それは吸い込まれるように地面を貫通していった。
あありん「散れ、千本桜」
闇路「なんだあれは…」
あありん「綺麗でしょ? 千本の刃に分裂した斬魄刀は何処までも貴方を追い続け、死ぬまで斬り刻む」
あありんの背後を待っていたその刃の渦は龍のような形状を保って闇路をホーミングし始めた。
闇路「チッ、翼がないから普通にかわすのは無理そうだな…」
闇路はテレポートからの透化で姿を眩まし、千本の刃から逃れる。
あありん「うーん何処かなー? ん?」
あありんは自分の体を中心に床に水平な黒い正方形が浮いていることに気付いた。
彼女が瞬歩でその場を離れた直後、その正方形のあった空間が切断された。
闇路「チッ」
氷柱の影に隠れていた闇路は千本桜が再び彼をホーミングし始めたことに気付き、テレポート→透化する。
あありん「なるほどねぇ…。あんたの技、強力だけど予備動作が大きいわね。それに透化しながら攻撃するのも無理なんでしょ? 」
闇路「…その通りだ。俺の攻撃は一度使うのにタイムロスが大きい。だが…」
あありん「きゃっ!?」
突然あありんの足から血が勢いよく吹き出た。
闇路「僅か1cm程の空間を斬る予備動作は分かりにくいよな」
あありん「…やるじゃん。けどね…! 縛道の六十一 六杖光牢!」
突如あありんが闇路の声がした方を向いて何かを詠唱すると、闇路の体に6つの光が突き刺さった。
闇路「うっ! なんだこれ!?」
あありん「あんたが攻撃するってことは、自分の居場所晒してるようなもんなのよ。その光はダメージはないけどあんたの動きを封じるわ」
闇路(おいおい、テレポートも使えねぇのかよ。…チッ、ここまでか…)
闇路が足掻くのを辞めた直後、彼の体を千本の刃が覆い被さった。
闇路死亡
計15/56名
最終更新:2014年01月10日 20:50