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サバ「あのババァも消えてくれたか・・・さてと"やつ"の元へと戻るか。」

先ほど、柴田によって殺されていたが、特殊能力で再生し蘇ったサバ。彼はその"やつ"のところへと向かう。

先ほどの戦いで逃走を計った2人はあるコテハンと遭遇していた。

ああきち「銀時、お前もこのゲームに参加していたんだな・・・。」

3人は過去にオフ会で知り合っている仲でもある。オフ会を通して3人は仲良くなっていたのだが・・・。

銀時「ああきちとむったお前等もか。でも、ごめんこんな俺を恨まないでくれ。お前等を殺す。」

そう言うとズボンの後ろポケットから拳銃を取り出し、ああきちに銃口を向ける。

ああきち「お、おい・・・お前冗談だろ?!オフ会を通してきた仲だろ!」

銀時「冗談じゃないさ、これは俺の本気でもあり決断でもあるんだ!」

むった「やめてよ、銀時!一緒に生き残ろうよ!」

銀時「俺だって一緒に残りたいよ、だけどよ・・・たった一人しか生き残れないってのに一緒に無理だろ!」

ああきち「確かにあの主催者は帰れるのは1人と言ったけど、でも・・・俺等は俺等で皆で帰れる方法を探す。それもそれでゲームだと俺は思ってるから。」

銀時「この変な世界でどうやって帰れるって言うんだ。ああきち、むった・・・俺はそんなの無理だと思ってる。だから、殺したくないけどお前等を殺す。」

ああきち「・・・わかった。」

一瞬、沈黙した空気が流れたがああきちは銀時にそう言った。

むった「え、でも・・・」

ああきち「銀時がそう言うんだ。決して銀時をうらんでいるわけでもないが、あいつがそう言うなら仕方無いだろ。むっただけでも逃げろ。俺は銀時と決着をつける。」

ああきちはああきちで自ら判断して言った。むったは何も言わなかった。

銀時「本気だな・・・ならば、決めてやろうぜ。ここでな!」

ああきち「あぁ・・・来い。むった逃げろ。ここは俺と銀時で怠慢を張る。」

むった「わかった。でも、お互い生き残っててね。」

そう言うとむったはその場を立ち去った。

ああきち(俺の勘では、銀時は飛び道具を自由自在に操れる能力を使ってくる。ビーム系の特殊能力は全く使わないと予想しての判断だむった。)

銀時「ああきち、俺はこの戦いに生き残って帰るからなぁ!特殊能力発動!」

そう言うと、銀時が持っていたハンドガンはマシンガンへと変化し、マシンガンの弾を連射する。

ああきちはマシンガンの弾を避けながら近くの木に身を潜める。

マシンガンの弾は木を貫通することは無く、盾になってくれた。

ああきち(俺の勘が完全に一致してる。このエネルギー弾で!)

木に身を潜めながら、手の平からエネルギー弾を放つ。

銀時はそのエネルギーだんよ右へと転がって交わすと、特殊能力でマシンガンをバズーカに変化させ、そのバズーカを一発はなつ。

ああきち(やべっ・・・!)

ああきちは瞬時に判断し、木から離れる。バズーカは木を貫通し、木は銀時に向かって倒れてくる。

銀時はその倒れてくる木から身を交わすが、ああきちに攻撃の隙を与えてしまう。

ああきちはその隙を見逃さずエネルギー弾を連射する。

連射してくるエネルギー弾を銀時は何とか交わしていくが、最後の一発が右肩を直撃する。

銀時「ぐぁああっ・・・!」

直撃した右肩からは大量に出血し、痛そうに悲鳴をあげ左肩で負傷した右肩を抑える。

それを見たああきちは、苦しむ銀時の姿を見てエネルギー弾をぶっ放すのをやめる。

銀時「正々堂々の勝負で攻撃やめんじゃねぇぞ!ああきちぃ!」

バズーカからサブマシンガンに変更させ、サブマシンガンを連射する。

だが、右肩を負傷したからか、弾の軸がああきちに合わずああきちとはまったく異なる方向へたまは飛んでいく。

ああきち(銀時ごめんよ・・・本当にごめん。)

ああきちは心の中でそう謝りながら、銀時にエネルギー弾を1発放つ。

銀時「ぐはっ・・・あぁあぁぁぁああああああ!」

エネルギー弾は銀時の胸部を直撃し、銀時はそのまま倒れる。

ああきち(銀時、俺がお前を殺すことになるかもしれないけど、決して恨まないでくれ・・・本当にごめん!)

エネルギー弾を何発も銀時にぶっ放す。

何発ものエネルギー弾を浴びた銀時は最早腐った死体と化したと言っても過言では無かった。

ああきちは銀時をその姿を見て涙を流す。自分ではどうしようもできなかった悔しさ、そして人を殺してしまった自分に。

ああきち「銀時ごめん・・・本当にごめんよ。俺じゃあどうしようもできなった!うぅっ・・・」

殺してしまった銀時の前で一人、号泣するああきちだった。まるである県議会委員のように。

銀時(俺は決してお前の事恨んでなんかないよ、このゲームに怯えていた自分が悪いんだ。後、頑張れ・・・それしか俺には言い残せない。じゃあな、ああきち)

ああきち「銀時・・・?」

死んだ銀時から声が聞こえたああきち。ああきちは心の中で「わかった」とそう自分に言い聞かせた。

殺してしまったオフ会の仲、坂田銀時の分まで力なれたらとそう自分に誓った。

  • 坂田銀時死亡 残り31人


最終更新:2014年09月24日 23:09