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彦星「宿っていってもどうやって手に入れるんだ?」

鵲「そうだな…俺に考えがある。」

鵲は周りをキョロキョロし始めた。

鵲「よし、あの学生に頼みこもう」

彦星「あの学生に頼む?まさか、知らない人の家に移居候するのか?」

鵲「彦星は甘いなぁ、ちょっと見てろ!」




鵲「おいそこの学生!ちょっと面かせや。」

学生「ひ、ひぃ!?」

鵲は人通りの少ない、俗に言う裏路地に学生を連れ込んだ。

彦星「ちょちょちょちょっと!鵲さんなにやってんすか!」

鵲「ここは下界なんだ、天界とは違って生温い事は出来ないんだよ」

鵲「それより…てめぇ、名を名乗れ!さもないとこの拳銃をお前の頭を貫く。」

学生「も…漏れ…」

鵲「さっさと吐かんかいこのポケ!」

学生「あぅうん!!」

鵲の蹴りの衝撃で学生のポケットから手帳のようなものが落ちる。

彦星「なんだこの手帳…えーと…名前・味噌 カツ。」

鵲「へっ、しけた名前してんな」

最終更新:2014年09月25日 16:20