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あれから数カ月。
学園生活を通して下界の情報を得るが、それでもわからない事が多い。
それより心配なのが、織姫の存命だ。
彼女も私と一緒に下界に流された筈なのだが
一向に連絡が入ってこない。
鵲組は天界でも名を馳せた最強グループなのだが…

そんな、五月のお昼頃だった。

とある男子生徒「お前が、彦星だな。」

彦星「はい、そうですが…!?!」

突然、銃を頭に向けられる。

男子生徒「織姫を探しているそうだな。今日の夕方、E地区の廃工場に来てもらう、返答は聞いてない。」

彦星「!?」

そう言って、男は去って行った…。
ただ一つわかる事は、アイツは只者じゃないってことだ。
アイツ…顔はよく見えなかったが…織姫を知っているのか?
兎に角、情報が得られるのなら、行くしかない。
俺は廃工場に向かった。

最終更新:2014年09月25日 16:23