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平行「クソ・・・どうしてこんな事に」

目の前で起こった事、そして、告げられた事が未だに信じられなかった。
そして今現在。
本当に飛ばされてしまったのか、目の前には草木が見えていた。
そして足元にはいろんな鞄が転がってた。

平行「これは・・・」

鞄の中には、色々な夢がつまっていた・・・という訳ではなかった。
何か書き込まれている紙切れに携帯食や水、特殊警棒やスマホまでも入ってた。
とりあえず紙切れに目を通す事にした。

このゲームのルール
何でもアリ!
誰かが殺される度にスマートフォンからメールが届くよ!
最後の一人になったら勝利!賞金1000万プレゼントだよ!
因みに、入ってる武器は一人一人違うよ!
魔物の力は一部例外を除いて気を練ったりすれば出せるはずだよ!
勝利のカギは魔物の能力と武器、だね!

平行「ふざけやがって・・・こんなゲーム認められるかよ・・・」

平行は歯を食いしばったが、既にゲームは始まっていたのだった。
惨劇はこれから始まるのだった。

エリナ「キャキャキャキャキャ!!」

平行「!? なんだこいつ!」

平行はいきなり茂みから現れたエリナに襲われた。
どういう訳か物凄いスピードで遅い掛って来たので警棒を構える暇がなく、ダメージを受ける。
見事に衣類を引き裂かれ、出血した。

エリナ「そのメガネ面、平行だな!?悪いがここで殺させてもらう!フンッ!」

エリナは魔物の力で変化させたであろう腕を振り回す。
その動きは素早い上に鋭利な爪まで生えていたのだ。
それもそのはず、エリナにはピューマの力を与えられている。
動物の本能からピューマの長所全てが組み込まれていたのだ。

平行「こいつ、魔物の力を・・・!」

エリナが魔物の力を使っている事がわかった平行は、自分も魔物の力を使おうとするが、それをエリナが許さなかった。
猛スピードな腕の攻撃をかわすので精いっぱいで、集中する事ができない。

エリナ「ちょこまかするんじゃねえ!さっさと死にやがれ!」

エリナが爪を振り回す。
その時だった。

最終更新:2014年09月25日 16:49