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エリナ「・・・あっ!」ズテン
攻撃に集中しすぎてたせいか、不覚にもちょっとした段差に足を取られてしまった。
平行はこの好機を逃さなかった。
平行「今だ・・・!」
平行は魔物の力をだし、その力を顕現させた。
力が湧きあがるのを感じる。
そして平行はその力の流れるままに体を動かした。
エリナ「姑息な真似を・・・さあ、俺の爪の餌食に・・・ん・・・?」
平行「・・・」
平行自身も驚いた。
なんと目を合わせただけでエリナの体が石になっていったのだ。
エリナの手足は殆ど石になってしまい、先程までの動きが取れなくなっていた。
エリナ「な、なんだよこれ!?何が起こっている?!?」
突然の変異にエリナは動揺を隠せなかった。
そして、平行がゆっくりと近づく。
平行「・・・さあ、この頭に生えている無数の蛇と『じゃれあい』してもらおうか。」
エリナ「や・・・やめ・・・ごめんなさあああああああ!!!」
懺悔の言葉の前に平行の頭に生えている無数の毒蛇がエリナを襲った。
猛毒が肉を溶かし、その牙がエリナを貪る。
エリナ「ぎゃあうああああああああああああ!!いやいやいやあああああああああ!!!」
強烈な悲鳴だけを残してエリナは無様に敗北してしまった。
辺りにはエリナの血液と石になってる手足だけが残された。
平行「・・・ハッ!」
魔物ま力が収まり、平行は我に返る。
そして、目の前の惨状を見て・・・。
平行「俺が・・・やったのか・・・?人殺しを・・・!」
平行は自分が殺人を犯してしまった事に耐えられず、その場で膝を屈し涙を流した。
そして、鞄の中のスマホが虚しく震えていた。
一人目 エリナ
猪突猛進で突っ込むも、平行によって肉体を貪られる。
最終更新:2014年09月25日 16:50