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聞き取れなかったが、ああきちの「えっ?」という声が漏れる。
「・・・・・・、あぁ、あれか、もしかしてポケガイの?」
「そう!!」
鈴木は声を一段階上げると、ああきちに対し人差し指を向けた。
さらに、続ける。
「昨日俺さ、初めて見たんだよ。それ関連のスレを。
んで、写真とかも見た。中々面白かったよ。」
今のポケガイにデスアンカー関連のスレなど数多にあると言うのに、どのスレの事を言っているのかああきちには分からなかった。
だが、
「写真って、あのコピペの?」
話が膨らんでいったデスアンカーに関しては最早コピペとも読み取れる、拡散の為のレスが存在している。
まさに、昨日鈴木が見たレスがそれだったのだ。
「え、あれコピペだったの?なーんだ。
まぁいいや。それのさ、写真見たんだよ。」
昇降口に入り、上履きを出して履きながらも鈴木は話を続ける。
「なんか不気味と言うか何というか。昼なのにカーテン締め切ってるし変な血の痕みたいなのがあるし。まぁ犠牲者の部屋っていうもんだから死体がなかっただけまだマシだったのかもな。」
すると、少しからかうかのような、まるで悪戯好きの子供の様な顔をしながらああきちは尋ねた。
「なんだ、すっかりそんな都市伝説みたいなのにハマっちゃったわけ?珍しいね」
階段を昇りながら、鈴木はまるでからかわれてる感がして、ややしかめっ面になる。そのまま軽く頷いた。
「ははっ、やっぱりね。君って一度何かに嵌ったら凄く熱くなるタイプだから何となくだけど感じ取ったよ。」
気づいたのならわざわざそんな風に聞くな、と言いたくなった鈴木だが喉に差し掛かったあたりで押さえ込んだ。
階段を上がると、教室が見えてきた。
廊下がやや長いのか、口を止める真似はしない。
「でも、どうするの?その都市伝説を追いたい気持ちは分かるけど、そもそも情報に確証が得られないじゃん?何も無いまま終わっちゃうと思うよ?」
ああきちの冷静な言葉に、鈴木は頭を無駄に働かせる。
「それなー、所詮都市伝説扱いだけど画像にしては凝ってるしー、でも、なんか追うのも楽しそうだなーって。」
全く説得力の無いセリフだった。
呆れ半分で話を聞いたああきちはそれから直ぐに口調と目力を変えて話し始める。
「だったらさ、こういうのはどう?あの事件を追いたければ、実際にあれで誰か人が死んだのかどうか。まずはそこから調べるとかさ」
最終更新:2014年09月25日 18:33