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「しっかしなぁ・・・・・・」
オフィスのような建物を眺めながら鈴木は思った。
自分もよくここまで動いたな、と。
ここは東京は東京でも新宿。
都会のど真ん中だ。
自分やああきちも東京住みだが、新宿からは少し離れている。
時間も時間だったので通勤ラッシュ時の電車に遭遇。
東京に住みながらあまり体験していない出来事だった。
管理人の職場へは調べていったらここに行き着いた。
とりあえず関連するワードすべてを叩き、何か情報が出たら底の底まで目を逸らさずに追っていく。
その結果が此処だった。
情報に誤りが無ければいいが、間違えて無ければここに管理人はいる。
そして直接本人から色々聞こうと思っているのだ。
しかし、
「誰も来ねぇなぁ~もしかして今日休みなんかな?」
上を見上げても明かりが点いているように見えないという事はまだ誰も作業をしていない、と言うことか。
休みだったらちょっとヤバイ。学校もズル休みしたうえに何も情報を得られませんでしたなんて結末になると何の為の一日だったのか考えたくもない。
そんな事で汗を流しながら頭を抱えていると、
「ん?そこに居るの、誰だい?」
声がした。
声のする方へ振り返ると、
そこには1人の男性がいた。
その人はどこか、見たことのあるような目つきをしていて、手にはコンビニ袋を提げていて。
そして、自分を「そこに居るのは誰だ」と声をかけてきた。つまり、この土地に関わっている人ということか。
と、言うことは。
「もしかして・・・・・・」
鈴木は、その男性を見つめる。そのどこかで見たことのある目つきと、体系を。
「あなたが・・・・・・?」
「しっかし、本当にあいつ来てないや。もう授業始まってるのに・・・・・・」
1時間目の授業が始まって間もなくして、ああきちは頭の中で呟いた。
どうやら自分の友達は本当に学校に来ないらしい。
昨日急にメールが来てから、理由を問うと「色々あるから。」としか来なかった。まさか身内に何かあったんじゃないかと思ったりもしたが向こうが何も言わないので分からない。
明日には来るだろ、と思いながら隣の窓の外をああきちは眺めた。
最終更新:2014年09月25日 18:43