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「それじゃ・・・・・・まさか本当にあれで死んで・・・・・・?」
ほぼ無意識だったのか、喋り終わってから自分の口が開いていることに気づいた。

「まさか、とは思うけどまだ分からないね。悪い例えだけど、ポケガイを覗いている途中偶然にも発作で・・・・・・って可能性もでてくるし。あぁ、それと出回ってる写真を見てる君なら分かると思うけど。」

ほんの少し、一瞬に満たせる程の間が空いた。この一瞬がひどく長く感じる。
「見てておかしいと思わなかったかい?壁に付いていた赤い染み。あれ血なんだよ。」

そういえば、と鈴木は1つ思い出す。
部屋の壁に横一直線に付いた赤黒い染み。つまり血だ。
それは遠目から見たら1本の赤黒い線に見える。
まるで壁を一閃するかのようなピシッとした線。

それを思い出して鈴木は少し嫌な顔になる。
「それがどうしたんですか?」
今更ながらの話だったので鈴木は質問を投げる。

「見ていて不自然だと思わなかったかい?」
管理人は静かな調子で答える。
「じゃあ想像してみて。もし君があんな傷を作るときってどんな精神状態の時だと思う?」

「どんな時って・・・・・・」
質問の答えが返ってこないことに少し不満を感じたが、気づいたらその場面の自分を想像していた。

壁に作られた横一直線の血の傷。
それを作るときはどんな時か。

無意識、暇な時?
いや、こんな癖は自分にはないからこんなことはしないだろう。

酷く怒ったとき?イライラしているとき?悔しいとき?
こんなときだったらするかもしれない。
このような精神状態の時に壁を強く叩くことが稀にあるが、それと同じときか。

その事を管理人に伝えると、
「いいセンいってるな。確かにそんな時はやるかもしれない。でも、この場合で一番怪しいのは酷く精神的に追い詰められているとき、即ちパニックに陥っている時だ。」

ん?
何故答えがパニックなのだろう。そもそもどこが違うのか。そんな事を聞き出そうとしたとき、携帯の画面から1つの画像が表示された。

最終更新:2014年11月19日 00:05