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あありん「…何なのよこいつ!」
吹き飛ばされたあありんはすぐに体勢を立て直し、直江らしき生物を睨む。
あありん「…あんた、もしかしてさっき死んだはずの男? あんたからあの男と同じ何かを感じるわ(※霊圧です)ゾンビにでもなって復活したのか知らないけどね…どんな姿になろうとあたしには勝てないのよ!」
彼女は一度千本桜を一点に集め刀に、それを地面に吸い込ませ背後に幾千本の刀身を現す。
あありん「卍解。千本桜影厳!」
彼女の背後にあった刀身が一斉に散り、数億本もの刃となって直江に襲い掛かった。
直江「ガルルルル…」
しかし、直江は先程までとは比にならない凄まじい速度で襲い掛かる刃の渦を次々とかわす。
そして隙をつき、あありんに急接近し始めた。
あありん「縛道の六十一 六杖光牢!」
あありんの掌から6つの光が2度放たれ、猛突進してくる直江の胴と斬魄刀を持った腕を捕らえた。
しかし、直江はそれだけでは諦めず、二本の角の間から閃光を放ち攻撃する。
不意討ちを喰らったあありんは後方へ吹き飛ばされながらも千本桜影厳をコントロールし、直江に一斉攻撃をした。
星屑「直江!」
身動きの取れない直江が無惨に切り刻まれる光景を見るのに耐えられず、思わず叫ぶ星屑。
しかし突如、獣のような雄叫びと共に刃の渦から何かが飛び出し、あありん目掛けて一直線に突っ込んでいった。
あありん「!? きゃっ!!」
唐突すぎて防御がうまく取れなかったあありんは直江の斬撃をもろに喰らい、後方へ吹き飛んだ。
あありん「っく…! 本当に何なのよあいつ…なんで…なんで何も効かないの…?」
あありんは大きな傷口の開いた左手を抑えながら体勢を立て直し、直江の方を見る。
彼の体にはいくつか傷はあるのだが、それらは自動的に徐々に塞がっていく。
あありん「どういう体の性質してんだか知らないけど、こっちももう出し惜しみしてる場合じゃなさそうね」
あありんが右手をあげると、そこに千本桜影厳が収集し圧し固まり、一本の剣を形成した。
あありん「この一振りで全部終わらせてあげる! 終景・白帝剣!」
彼女は直江に急接近し、白帝剣を振り下ろした。
同時に直江も刀を抜き放ち、それから赤がかった黒い斬撃を放つ。
星屑「ギャアアアア」
二人の周囲に衝撃波が発生し、星屑を襲う。
彼は近くの木に必死でしがみついていた。
あありん「はぁ…はぁ…」
あありんの腸から大量の血が溢れた。
彼女は刀を落とし、地面に膝をつく。
星屑「…直江? やったのか!」
とはいえ、直江も二つの角にヒビ、体にも肩から横腹にかけて大きな傷が出来ており、先ほどのように回復する様子はなかった。
星屑は木を離れ直江の方に走り寄ろうとした。
とその時、突如直江が目の前のあありんの顔に思いっきり回し蹴りを入れ、彼女の小柄な体は20m程吹っ飛んだ。
更に彼女が吹っ飛ばされた直後、直江は足でその頬をゴミ同様に踏みつけた。
あありん「ゲホッ!! えげつないことするわね…そんなにあたしが憎い…? ああっ!!!」
彼女の言葉に全く聞く耳を持たず、ただ苦痛を与える直江。
彼の二本の角の間に赤い閃光が溜まり始めた。
星屑「...直江?」
直江「...ん? ここは何処だ? 俺は何を....そうだ、確かあありんに殺されかけて...」
あありん「あたしがあんたに殺されかけてんのよ」
直江「あ!? いつの間にか形勢逆転してる!? 星屑、もしかしてお前が」
星屑「お前が殺ったんだよ。今までの行動記憶にねぇのか?」
直江「...覚えてない。ただ、俺があありんをなぶり殺しにしようとしていたのは覚えてる。けど俺自身でそれを止めた。
なんだろうな...まるで俺が2人いるみたいだった」
星屑「はあ?」
あありん「...仮にあんたが2人いたとして...なんで今のあんたはもう一人のあんたを止めたの?
殺させておけば良かったじゃない...」
直江「...確かにお前は憎いけど、あれ以上の攻撃は俺もお前も人間である以上許されねぇ。このまま殺してたら俺は本当の怪物になってた」
あありん「...ほんと男って分からないわ。散々苦しめてきた癖に、急に情けをかけてきちゃって。でもそういうとこだけは嫌いじゃないなぁ...」
直江「...お前も俺が死にかけた時、留めを刺さなかっただろうが。それと同じだ」
あありん「...」
星屑「もう逝っちまったよ」
直江「そうか...俺は完全虚化してたのか。傷が完全に塞がってる理由も分かった」
星屑「まぁ、そういうことだ。で、これからどうするよ。残ってる管理人チームは2人だが」
直江「うーんどっちにしろ皆と合流してからの方が良いだろう。俺らだけじゃ心もとない」
星屑「皆か...。残り11人....。いつの間にかこれだけだ。本当に勝てるのかな...」
あありん死亡
管理人チーム 計2/5名
最終更新:2014年01月10日 21:33