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「男は死ぬまで働かせろ！！ 女は孕ませろぉぉぉ！！」
2015年。16年の歳月と町の緑豊かな環境は、細菌を成長させるのには十分過ぎた。
宇宙から飛来してきた謎の細菌は小動物の体内へ入り込み、その脳を活性化。
やがて脳の中枢神経と同化し、身体の持ち主と意識を同化させてしまう。
牙や爪を持つ生物が人間並の知能を得てしまったのだ。
つまりそれは生態系の頂点が入れ替わるということ。
人間は動物の奴隷にされてしまったのだ！！
「お願いします。もう限界なんです。休ませてください」
奴隷の男がハムスターへとすがりつく。
なんと異様な光景か。今やハムスターは人間と同サイズまで巨大化してしまっていた。
知能をつけたことにより肉体を急成長させる薬品を開発したのだ。
今やハムスターの平均体長は175cm。寿命は160年にまで上っている。
「休みたい……だと？」
「ひっ！」
奴隷達を見張っていた監督ハムスターが銃を上げ、口端をにやりと歪ませた。
――――公開処刑が始まる。
最終更新：2014年11月03日 23:09
