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 これはえらいことになった。とにかくウェッジを起こそう。
 おいこら起きろ。

「うーん……カレーライスが食べたい! むにゃむにゃ……」

 なに寝ぼけてやがる。起きろったら起きろ!

「はっ! こ、ここは……? アッ、ビックス殿!」
「やっと起きたか。おいウェッジ、ここがどこだか分かるか?」

 期待はしてないが一応聞いてみる。
 ウェッジは目を擦りながらキョロキョロして、

「分からないであります」

 だと思ったよ。

 俺達は炭鉱都市ナルシェに隠されているという
 氷漬けの幻獣を確保する為に、あの娘を連れて派遣させられた。
 ナルシェはガードや番犬によって守りを固められていたが
 あの娘と魔導アーマーの力によって俺達は苦もなく炭鉱へ進むことが出来た。

「そしてあのかたつむりと戦いましたね」
「ああ、かたつむりと戦った」

 カラに強力な電流を蓄えるという伝説のバケモノ……。
 あれは強敵だった……。
 というかあの時ウェッジ、俺に対してめちゃくちゃタメ口きいてなかったか?

「気のせいですよ」

最終更新:2014年11月11日 20:29