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目に入ったのは、バラバラになった魔導アーマー。
そしてそれを興味津々に手に取っているムー(リスみたいな弱っちい魔物だ)の姿だった。
「な、ななな! なんてことを……!」
「ああ……ケフカに殺される……」
なるほどスペッキオというのはあのジジイのペットだったのか。
確かによく考えるとスペッキオというのは動物っぽい名前だ。
だが動物といえど我が愛する帝国の兵器を分解するとは許せん!
この次期将軍、ビックスが叩き切ってくれる
わ!
「――――なに!?」
ムーに向かってミスリルソードを叩きつけるも、まるで効果がない。
硬い皮膚に弾かれただの、柔らかい肉に飲み込まれただの、そういうのではないのだ。
本当に、まさに効果がない。何の反応も示してはいなかった。
「ムダムダ! オレ、スペッキオ! 戦の神!
こっから色んな時代の戦、見てる。
オレに物理的な攻撃は効かないよ~ん!」
な……! ムーが喋った!
それに戦の神だって? こんな弱そうな見た目なのに?
「オレの姿、おめーの強さ。おめーが強ければ強そうに 弱ければ弱そうに見える」
なんだと!?
じゃあ……俺の強さはムー並みなのか。そんな馬鹿な!?
「え? 僕にはビックス殿と同じ姿に見えるのですが……」
「貴様! 上官を自分と同等だと思っていたのか!」
「あわわわわ……だって元々同期だし……」
最終更新:2014年11月11日 21:35