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というわけで俺達はベッケラーの実験小屋へと戻ってきていた。
「みんな戦ってるのに何も出来ないなんて悔しいですね……」
お前は元々大したこと……いや、意外と活躍してたか。
確かにウェッジの言うとおりだ。不甲斐ない自分が情けないし、悔しく思う。
「なんだかしょぼくれてるようだね」
ベッケラーか。今はそっとしておいてくれ。
「何があったのか知らないけどさ、散歩でもして気を紛らわせたらどうだい?
折角の千年祭だ。楽しまなきゃ損だよ」
そうは言ってもなぁ……。
「ビックス殿、例のテレポッドの広場に行ってみましょうよ。
なにかの拍子にまたゲートが開くかも知れませんし」
ああ、そういえばそんなものもあったな。テレポッドか。
思えばあの装置からこの冒険が始まったんだったな。
いや、違うか。俺達の場合は氷漬けの幻獣からだ。
ウェッジと並んでテレポッドの階段部分に腰掛ける。
「お、ここからちょうど黒の夢が見えますね」
顔を上げてみると確かに見える。
今頃あの中でカエル達が戦っているのだろう。
というか、なんか黒の夢の高度が少し上がっていないか?
さっき見た時はもう少し低い位置に浮いていた気がする。
最終更新:2014年11月13日 22:18