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「やっ、やりましたよビックス殿ーーっ!!」

 立ち込めていた砂埃が晴れ、俺達はラヴォスの死体を目の当たりにする。
 全ての遺伝子を持つといってもメテオには敵わなかったようだ。
 ラヴォスはビットともどもボロ雑巾のようにズタズタになり、倒れていた。

「ウェッジ、まだ気を抜くな。オマケが一匹残っている」

 運良く致命傷を免れたのか、一匹だけビットが浮かび上がる。
 本体が死んでもなお活動を続けるというのか。哀れだな。

「妙なことをされても困る。一気に決めるぞ、ウェッジ」
「了解であります! ビックス殿!」

 武器を構えたその瞬間。



 ラヴォスビット……いや、



 俺達がビットだと思っていたそれが、



 ――――力を解き放った。

最終更新:2014年11月13日 22:28