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「届けーッ!!」
「ばっ、馬鹿野郎!!」

 回転させながら投げるならともかく、真っ直ぐ投げられて受け取れるわけがあるか!
 鋭い切っ先をこちらへ向けながら夢幻が迫ってくる!
 ヴァリガルマンダの背に乗っているから避けることは出来ない!
 なんてこった! まさかラヴォスじゃなくてウェッジに殺されるなんて!

「うっ、うわあああああああ!!」

 グシャァッ、というなんとも恐ろしい音が鳴る。
 ウェッジ、恨むぞ……。

「あれ?」

 痛みがない。刺さってないぞ!
 ……いや違う! 刺さってる!

 夢幻はヴァリガルマンダの喉に深く突き刺さっていた。

「あ、あわわわわ!」

 下で慌てふためくウェッジ。なんてことをしてくれたんだあいつは。
 軽はずみな行動でヴァリガルマンダを殺してしまうなんて……。

『し……死んでいないぞ』

 うわ生きてる!

『今ここにある我の姿は魔石によって造られた仮の姿。現実の我には何の影響もない』

 そ、そうだったのか。それはよかった。

『だが…………』

 だが?

『次やったら殺す』

 キャラ変わってないですかねヴァリガルマンダさん。

最終更新:2014年11月13日 22:33